ギャンブラー(2017年製作の映画) Win It All
製作国:アメリカ
上映時間:88分
監督 ジョー・スワンバーグ
脚本 ジェイク・ジョンソン ジョー・スワンバーグ
出演者 ジェイク・ジョンソン ローニ・シェモン アイスリン・デルベス
面白かったぁ。
悪口に聞こえるかもだけど、映画の種のような映画。
普段観ている(評価されている)映画だったら、
悪口に聞こえるかもだけど、映画の種のような映画。
普段観ている(評価されている)映画だったら、
もっと展開があるだろうし、
サブキャラたちを深く描くだろうし、
さすがに1箇所くらいは金をかけたロケをしとこうと思うだろうし。
そういう、「一応やっとこう」みたいな、脂身みたいな(脂身も美味しいが)のがない映画。
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ものすごい低予算とのことだけどそうは感じさせない。
そういう、「一応やっとこう」みたいな、脂身みたいな(脂身も美味しいが)のがない映画。
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ものすごい低予算とのことだけどそうは感じさせない。
まずは主演のジェイク・ジョンソンがとても愛せるし、他のキャラクターも独立していて面白い。
(競馬のシーンは遠方からのゲリラ撮影ですね。他の客たちの表情が明らかに一般人。)
話としてはものすごく小さいんだけど、失いたくない今の幸せや
この先のさらなる幸せを思うと
だらしない主人公エディを応援する気持ちになってくる。
はっきり言って
ものすごい大仕掛けがあるわけでもなく
トリックも伏線もないんだけど、
それでもこんなに愛せてハラハラできるんだから、この映画はすごいはず。
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マンブルコアというジャンルのようですね。
超低予算で友人関係みたいなスタッフ・キャストで脚本もあまりないまま即興的に撮る感じ。
中産階級の白人の若者が主役の場合が多いとのこと。
以下はウィキより転載。
「マンブルコア(mumblecore)はアメリカのインディペンデント映画(自主製作映画)の一種で、多くは若い白人中産階級の日常生活や人間関係を主題とし、きわめて低予算で製作される点に特徴がある[1]。
あえてエピソードの羅列にとどめ明確な物語構造を持っていないことも多いが、2000年代のアメリカ社会の新しい現実を描いているとして注目されるようになった[2]。
「マンブル mumble」は「低く不明瞭に発音する・もぐもぐ言う」を意味する言葉で、
作品に登場する若者たちがしばしば不明瞭な発音で早口に英語の台詞を口にするためこの呼び名がある。
語頭が小文字で表記されるのも低予算であることを示すためとされる[3]。」
グレタ・ガーウィグがマンブルコアの中では大成功した1人で
今作の監督ジョー・スワンバーグも低迷していたけど今作は高評価を受けた、と。
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以下、ロッテントマトより転載。
「スワンバーグの映画は、綿密に計画された、緻密に筋書きされた事件ではありません。
彼は簡単なあらすじを書き、キャストと物事について話し、
その後、しばしば「多くのファースト テイクまたはセカンド テイク」を使用して、
彼らの即興テイクを撮影します。」
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即興演技が多かったのか。
あんまその感じはなかったな。
不安定さがなくてむしろ俳優たちの達者さの方をキャッチしてました。
即興であのレベルの演技をしてたってことは、相当な技能だし、おそらくチームワークも良かったのでしょう。
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「ラストでどんでん返しが!!」ってのは一切期待しないことをオススメします。
そういう映画じゃないみたい。