映画感想(ネタバレもあったり)

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街のあかり(2006年製作の映画) LAITAKAUPUNGIN VALOT

2019-05-01 | 映画感想
アキ・カウリスマキ作品のテイストに慣れてくるとこの感じがたまらんですね。


お伽話か昔話の実写化のよう。


ほんとはヘルシンキなんて近代的な大都会なはずなのに
この監督が撮ると時代性を失った褪せた絵本の背景のように映るのが不思議。

カラーコーディネートが完璧に計算されてるんでしょう。


****


愚かだけど優しい心を持った男が
とことん落ちていく話。。

ブルーな気持ちにもなりそうだけど
コメディ要素も多いし起伏は穏やかだけどテンポはいいです。


穏やかな作りだけど
監督のハッキリとした「怒り」も感じる映画です。

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