素晴らしいですね。
「作らねばならない」という何かに囚われた人間。
側から見れば狂ってるけど、美しい。
なんの忖度も、商業目的も、「いいね!」欲しさもない、ただただ作りたいから作るというシンプルな強さ、美しさ。
ここまでの人が近くにいたら困るけど、、憧れるわな。。
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〝シュヴァルの理想宮〟と呼ばれる建物の迫力、奇怪さ、美しさに頼ってないのがいいですね。
俳優さんたちが素晴らしい。
サッとワンシーンだけで出てくる俳優さんたちも存在感あるし、どういうわけだか見栄えがよろしい。
シュヴァルの娘もいいし、息子の切なさもいいし、
奥さんも素晴らしかったですね。
「フランスでは有名な美人女優なんだろうな」くらいにしか思ってなかったけど、歳を重ねるごとにちょっと怖いくらいの存在感を出してくる。
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まぁなんと言っても主役シュヴァルを演じたジャック・ガンブランですよ!
かなり演技賞獲ってる方なんですね。
まず顔が本人とソックリ。
佇まいや表情がちょっと別の世界の人って感じ。
宮殿を作るために石灰に水を混ぜたものとか、コンクリート的な泥をこねるシーンが多いんですが、
後半、シュヴァルが泥みたいな存在になるんですよ。
「あ、この人には話が通じない…」って思わせる、泥みたいな表情、佇まいになるんですよ。
いやぁすごかった。。
あれ演技なんですよね。。
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1800年代末期のフランスのど田舎の話です。
郵便配達員のシュヴァルは、
世界の建築物の描かれた絵葉書を集めるのが趣味。
郵便局局長もシュヴァルに優しくて
そういう絵葉書を見つけたらシュヴァルにわたしてあげる。
ある日天命を受けて、絵葉書が得た知識のみで自分の理想とする宮殿を庭に作り始める。
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娘は「この宮殿で王子様と結婚するのが夢」だと父を応援します。
あぁ、話を知ってると泣ける。。
観て。。
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シュヴァルは毎日配達のために60キロくらい歩ける体力があった。
毎日昼間10時間働いて、夜間10時間宮殿の建築をやってた。
めちゃ健康だったわけよね。
ひとり長生きしちゃう悲しみもあったんだよね。。
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