映画感想(ネタバレもあったり)

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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画) A Star Is Born

2019-01-10 | 映画感想
アリー/ スター誕生(字幕版)


アリーはとくに下積みや挫折することなくグラミー賞新人賞候補までササッと上り詰める。
(ドラァグステージで歌ってたりしたけど楽しそうだったし/オーディションでなんども落とされたようだけどそんなの普通でしょ)

まぁスター誕生!の話だし、ササッとスターになるのはしょうがないか、と思いつつ前半鑑賞。


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普通の映画であれば、
苦労して挫折して諦めそうになったりしたけど戦い続けて
ラストで大成功!気持ちいい!って終わりますね。

マイナスからスタートしてプラスで終わるから気持ちいい。


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この映画はササッとプラスになったわけです。

まさかそのまま
「スターになりました!スターって最高!最初から最後までずっと幸せでした!」
では映画終わらないわけです。
観客は「なんだこの話…」と思うからです。

プラスになったらマイナスにならなきゃいけない。


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それにしても
予想より最悪なマイナスでしたね。。。
まさかまさかあんなにマイナスになるとは。。。

あんなに簡単にスターになった人はあそこまで不幸のどん底に落とされないと、大衆は許してくれないんですね。。

大衆に望まれるにはその分の不幸がないといけないんですかね。。
ハッピーハッピーなスターっていないのかなぁ。。

成功って難しいなぁ。。



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ガガの演技は下手じゃないけどプロの俳優の演技には及ばない。
ブラッドリー・クーパーとならぶと、表情の奥行きでは全然対抗できてない。

ただその分、ガガ自身の無垢な少女性が見えてくるので、
アリーの魂の美しさが表現されていて、とても良かったと思います。

ブラッドリー・クーパーのお兄さん役も良かった。
ガガのお父さんの運転手友達3人(スリーアミーゴスみたいな)も楽しそうで良かったですね。


アリー/ スター誕生(字幕版)




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