映画感想(ネタバレもあったり)

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ドキュメンタリー映画『ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い』激動のウクライナ 

2022-02-27 | 映画感想
ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)
Winter on Fire
監督 エフゲニー・アフィネフスキー

政治家は戦争を起こすけど自分は隠れてんだよね。。
戦争したいなら自分が先頭に立てばいいのに。
政治家は部屋の中。

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「人間はたくさんの戦争を繰り返してきたのに
まだ殺し合いで問題を解決しようとしている」

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〝尊厳の革命〟とも呼ばれる2014年ウクライナ騒乱のドキュメンタリー。
親露派のヤヌコーヴィチ大統領の独裁政権を倒し市民が自由と尊厳を取り戻す平和的なデモ。

めっちゃカメラ回ってる。
めちゃくちゃ映像残ってる。。

警察による市民への水平射撃のシーンとかあるし、、
撃たれてるし。。
独裁政権怖い。。

かなりショッキングな映像が次々と映されますので、、体調と相談の上ご覧くださいな。
結構、え、、、これ映していいの??
すごい瞬間見ちゃったんだけど、、
ってなシーンが出てきますので。。

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「ウクライナはヨーロッパだと示して明るい未来を手に入れたい。若者や子供たちのために」

「警察隊がプラスチック製ではなくではなく鉄の棒で殴ってきた。」

「もう2度とこの国の子供たちを傷つけさせない」

市民によるデモ隊は平和的な行進だったが
警察はデモ隊の中に扇動者を潜入させていた。
その扇動者が警察を攻撃し、警察はデモ隊への攻撃の口実を作った。
警察は赤十字にも射撃してきた。
ゴム弾には意図的に実弾が混ぜられていた。目玉を失う人が多く出た。
初の死者が出た。

「奴らは人間なのか。どうして同じ国の人間にそんなことができる?」

デモ隊は
権力分立の徹底や大統領選の実施などを要求した。

しかし丸腰の市民デモが警察に攻撃を受ける。

「一体どう育ったらあんなことができるの」

怪我人を運び出そうとする人を撃つ。
聖職者さえも撃つ。

撃たれた人が次々と救護所に運ばれてくる。
蘇生している間にも次々と来る。
「助からないと見切って次の人の手当てをする時が1番心が痛んだ」


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2014年2月22日、親露派のヤヌコーヴィチ大統領は失踪。
ウクライナでは大統領選が行われた。

市民を攻撃していた特殊警察(ベルクト)は永久解体。

「新しい国家の誕生と言っていい」

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指名手配されるもロシアに亡命し、プーチン大統領が受け入れた。

親ロシア派を支援してロシアは軍を送り、ウクライナの東側クリミアを併合。
ウクライナ東部でも親ロシア派の勢力は拡大。

2021年3月からロシアとの間で緊張度が高まり、2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻が開始された。




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