映画感想(ネタバレもあったり)

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『ファスビンダーのケレル』(1982)

2020-04-24 | 映画感想




アマゾンプライムに『ケレル』が!
と興奮と冷や汗混じりにTwitterが盛り上がっていまして、
全然知らなかったので、とりあえず再生。

まさか最後まで観れるとは思いませんでした。。

でもずっと画面が印象的だし、面白い。。


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ディズニーランドにある隠れミッキーみたいな感じで
隠れチ●コがサッと画面に現れますよ。

キミは何本見つけられるかなっ!?


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透視能力のあるジャンヌ・モローが
主人公の兄弟のチ●コの大きさを
ズボンの上から見比べるという謎シーン。

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ちなみにドイツ人監督のファスビンダーにとっての遺作。
享年37歳。

主演のブラッド・デイヴィスも享年41歳。

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ケレルの兄と建設作業員ジルは同じ役者さんなんですね。
気づかなかった。。

だとするとホントにわかりやすい映画ですね。

何も難しいことはない。

顔がそっくりな男兄弟のナルチシズム愛憎劇ですよ。

言い訳がましい台詞とナレーションもナルチシズムに満ちてる。


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ゲイ的描写はたっっぷりありますけど
これがゲイを描いているものなのかは、わかりません。。

一応ジャンヌ・モローを真ん中に置いておいて、
「おれはオカマじゃない」と言い訳しながらも
のびのびと男同士で性愛を満たし合っている感じ。

全然いいんですけどね。


原作は1941年の『ブレストの乱暴者』。

この時代のゲイのリアリティなのかもしれないですね。






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