FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

神奈川ジュニア強化練習会

2008-03-18 12:42:34 | クライミングレッスン報告
2月23日(土)

国体少年の部神奈川代表の候補生たちの練習会。
今回はpump2号店で行う。

メンバーは高校1年生、中学校3年生、中学校1年生の男子5人。
中学3年生が3人もおり、みんな受験が終わったばかり。
かなり弱っていると見た

で、まず現状認識をしてもらうため「レベルチェック」を試みる。

先ずはアップ3本。これは徐々にグレードを上げる普通のアップ。
次にレッドポイントレベル3本。この場合の「レッドポイントレベル」とは、だいたい2~3回で登れる程度のグレードとする。

4本目からはオンサイト程度のグレードに落とし、6~7本をグレードを登りきれる程度に落としながら登る。

全部登ると12~13本。
限界グレードが3本入るのでかなりきつく感じるはずだ。
これを3時間の間に仕上げてもらう

これはインスブルックで行っているやり方を少しゆるめたもの。
(向こうはピークのグレード設定がもっと高かった。)
とりあえず取り入れが可能なものは出来るだけ取り入れてみることにしよう。

選手たちはかなりへろへろだった。
時間内に登るべき本数を終えることの出来た子は1人だけ。
混んでいたのもあるけれど、たいていの選手は8~9本登ったところで時間切れとなった。

終了後、ミーティング。
自分のスコアをもとに、今の自分の状態を分析

何かに挑戦していくときに、常に自分の現状を冷静に把握・認識することから始まるのは何にでも共通する。
それと自分の目標のレベルとの差をしっかり認識できて初めて、何をどう努力すべきかが見えて行く。

クライミングを主な活動に充てている子は、どうしても学校での部活動との両立は難しい。
部活のように同じ年頃のライバルたちとともにトレーニングし、
ひしめき合って切磋琢磨していく環境が、なかなか日常的に作れない。
逞しく成長していく過程で、これも必要な要素なのだが

神奈川の強化選手の集まりが、少しでもそのような場として機能して行けるようになれればうれしいのだが