大会2日目・決勝
決勝進出者はコーヘイだけだけれど、みんな一緒に会場へ向かい、コーヘイはアイソレーションへ。
この大会はアイソレーションに入るのは選手のみ。
引率者やコーチはアイソレーションに入ることは出来ない。
もっとも、入れたとしても同行する気はないけれど。
決勝に残れなかった子どもたちには単なる「見物人」でお遊び気分にならぬよう、自分も決勝に出るつもりでしっかり勉強してもらおう。
予選・決勝の2日間を通して緊張感を保つことも、トレーニングのひとつなのだ。
さて、会場に入ったら、子どもたちには先ず掲示物を確認してもらう。
会場について先ずすべきことは、タイムスケジュールや競技順に変更がないかどうかをチェックすることだ。
本番に向けての自分の体と心のチューンアップを組み立てる基本的な情報となるからだ。
そして自分の出番に合わせて体を動かしたりストレッチをしたりして、臨場感を持ってもらう。
いよいよ決勝開始。
今回はドーピング検査実施の関係から、アンダーユースB→ジュニア→ユースA→そしてコーヘイのいるユースBの順に競技となった。
選手紹介の後、オブザベーション。
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観客席にいるメンバーにも、選手のオブザベーションと一緒に観客席からオブザベを行ってもらう
オブザベーション能力はとても大事なのだが、慣れないとこれがなかなか正確に出来ない。
特に選手として出ていると緊張も手伝って、頭の中が真っ白なまま終わってしまうのはよくあることだ。
なので、気楽な立場の時から練習しておくのは有効な方法だと思う。
競技開始。
さて、みんなのオブザベはどこまで正確だったかな~?
そして自分たちのカテゴリーが終わるまで、緊張感を保つために姿勢を正して観戦。
みんなすぐに気を抜くね。心の持久力が足りないな~
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いよいよ「ユースB」の番だ。
今回の男子決勝ルートは下部にある第一核心が意外と悪いらしく、有望視される選手が次々と犠牲となっている
コーヘイはどうだろう。
きちんとビレイヤーの方に礼をして登り始めたコーヘイ。
なかなか落ち着いている。
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例の第一核心も無事通過
お
なかなか良いぞ」と思った矢先、他の子は誰一人落ちていない個所でなぜかびょーん
と飛んで勢い余ってキャッチしきれず、落ちた
え
・・・そ、そこ???
あまりに予想を裏切る展開に、しばし呆然。
警戒していたところが越えられて、心に隙が出来たのかな?
↓飛びすぎ~!
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「飛びすぎちゃった・・・
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」と半べそで戻って来たコーヘイ。
気の毒だけれど、この失敗を受け容れるしかない。
痛恨の一手の痛みに耐えるために、コーヘイは丸まったまま静かに涙を流していた。
結果は3位だった。
コーヘイよりあとに出た有望選手も、何と第一核心に呑み込まれたためである。
なんだか「棚ぼた」感がありすっきりしなかったけれど、第一核心が越えられたことを喜ぶべきなのだろう。
今回もあぶり出されたコーヘイの課題は、メンタルだった。
ちょっとした心の隙に足もとをすくわれた。
集中しきった状態のまま動き続ける・・・それが緊張を強いられるような場でも出来るようになれば、大事な大会で満足の行く登りが出来るようになるのだろうね。
大会終了直後はいろいろと刺激も受けて感動もし、自分の生活態度を見直すことを誓ったコーヘイだったが・・・
なんですぐに忘れちゃうんだろうね
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決勝進出者はコーヘイだけだけれど、みんな一緒に会場へ向かい、コーヘイはアイソレーションへ。
この大会はアイソレーションに入るのは選手のみ。
引率者やコーチはアイソレーションに入ることは出来ない。
もっとも、入れたとしても同行する気はないけれど。
決勝に残れなかった子どもたちには単なる「見物人」でお遊び気分にならぬよう、自分も決勝に出るつもりでしっかり勉強してもらおう。
予選・決勝の2日間を通して緊張感を保つことも、トレーニングのひとつなのだ。
さて、会場に入ったら、子どもたちには先ず掲示物を確認してもらう。
会場について先ずすべきことは、タイムスケジュールや競技順に変更がないかどうかをチェックすることだ。
本番に向けての自分の体と心のチューンアップを組み立てる基本的な情報となるからだ。
そして自分の出番に合わせて体を動かしたりストレッチをしたりして、臨場感を持ってもらう。
いよいよ決勝開始。
今回はドーピング検査実施の関係から、アンダーユースB→ジュニア→ユースA→そしてコーヘイのいるユースBの順に競技となった。
選手紹介の後、オブザベーション。
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観客席にいるメンバーにも、選手のオブザベーションと一緒に観客席からオブザベを行ってもらう
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オブザベーション能力はとても大事なのだが、慣れないとこれがなかなか正確に出来ない。
特に選手として出ていると緊張も手伝って、頭の中が真っ白なまま終わってしまうのはよくあることだ。
なので、気楽な立場の時から練習しておくのは有効な方法だと思う。
競技開始。
さて、みんなのオブザベはどこまで正確だったかな~?
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そして自分たちのカテゴリーが終わるまで、緊張感を保つために姿勢を正して観戦。
みんなすぐに気を抜くね。心の持久力が足りないな~
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いよいよ「ユースB」の番だ。
今回の男子決勝ルートは下部にある第一核心が意外と悪いらしく、有望視される選手が次々と犠牲となっている
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コーヘイはどうだろう。
きちんとビレイヤーの方に礼をして登り始めたコーヘイ。
なかなか落ち着いている。
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お
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え
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あまりに予想を裏切る展開に、しばし呆然。
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「飛びすぎちゃった・・・
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気の毒だけれど、この失敗を受け容れるしかない。
痛恨の一手の痛みに耐えるために、コーヘイは丸まったまま静かに涙を流していた。
結果は3位だった。
コーヘイよりあとに出た有望選手も、何と第一核心に呑み込まれたためである。
なんだか「棚ぼた」感がありすっきりしなかったけれど、第一核心が越えられたことを喜ぶべきなのだろう。
今回もあぶり出されたコーヘイの課題は、メンタルだった。
ちょっとした心の隙に足もとをすくわれた。
集中しきった状態のまま動き続ける・・・それが緊張を強いられるような場でも出来るようになれば、大事な大会で満足の行く登りが出来るようになるのだろうね。
大会終了直後はいろいろと刺激も受けて感動もし、自分の生活態度を見直すことを誓ったコーヘイだったが・・・
なんですぐに忘れちゃうんだろうね
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