FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>中・上級アウトドアレッスン12月⑥

2014-01-17 13:30:03 | クライミングレッスン報告
小さい頃から外岩が大好きなコーヘイ。
外岩には誰が行かなくとも必ず参加。
学校の行事などと重なっても、先生に交渉して参加(笑)
上に二文字つくほどのクライミング好き。なので技術的・体力的な部分は結構上がっている。
そして、この辺りのエリアも大分登りつくして来てしまった。

「最高カンテ」11d はカンテでの足さばきが重要な好ルート。
コーヘイもこれを登りたがっていたので、今日はこれにトライすることに

今日の幕岩はすいており、人気のこのルートも今日はあいていた
マスタースタイルでの1便目、なかなか良い感じ
が、下部の奮闘的なムーブでヨレて、上部のガバ帯(ガバホールドが連続しているところ)でフォール

結構良い時間だったけれど、「もう一度やります登っておきたい」とコーヘイ。
2回目のトライでレッドポイントした


今年に入って、「最高カンテ」の上部が崩落した話をガイドの友人から聞いた。
誰も取りついていない時の出来事だったらしく、巻き込まれた人は皆無だったので良かったが。。。
正直、コーヘイが登っている時だったら・・・と考えるとゾッとした
そういえば東日本大震災の時に、同じ岩で隣にある「割礼」10c/cの上部のクラックが大きくなって来ている、と言われていたことがあった。
その後指摘されることもなくなり、安定したかに思えたのだが・・・。
やはり何があるか分からない
このような危うい履歴のあるルートには、今後近寄るべきではないと密かに肝に銘じた。

このことを聞いた当のコーヘイは・・・「なくなっちゃう前に登れて良かった

さて、コーヘイの奮闘の間、ユキちゃんとタクミは「ベンケイ」10bにトライ。
インドアにはない微妙な重心移動やムーブの組み立てに苦戦
良い練習になったね


みんなの気がすむまでクライミングをしていたら、帰りのバスには当然間に合わず 
中級のアウトドアでは、よくあることだ

みんなで暗い中を下の街まで歩く
中級の子どもたちは、歩くことは全く平気
こういうちょっとしたことでも、子どもたちの心と体は鍛えられて行っているみたいだね

また一歩、前進している子どもたちの様子を見ることができた今日のレッスンだった。

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