FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-06-14 12:45:04 | クライミングレッスン報告
5月18日(土)
メンバー:のんちゃん(小4)、カツラ(小4)

のんちゃんは今、初級修了に燃えている
残すところ、10bを数本とリードクライミングの安全性のテスト
前回は安全性のテストは、ロープを口にくわえたまま動いてしまい、その場で不合格だった

今日は是非とも合格して初級を修了したい
ボルダーエリアで基本練習をしてからすぐにルート。
今日のこの時間の参加者2人は、ともにルートを中心に受講したいのだ。

のんちゃんはルートエリアに移ってすぐに安全性のテスト。
今日は一つ一つの動作を慎重にこなして見事合格
のんちゃんの緊張が、こちらにも伝わって来たよ

残りの時間で10bをどんどん登り、狙い通り今日で初級を修了
おめでとう~
のんちゃんは、自分の目標に向かってどんどん突き進むことの出来る子だね
今年初の初級修了者だもしかすると、最速かな~?

一方のカツラ。
いつもはFREEDOMというボルダリングジムのスクールに来ているが、熱心な彼はルートも学びにpumpまで足を伸ばしている
登りもセンスが良く、ルートを登り出してからあまり壁にぶつかることもなく、Eのぱんだレベルまですんなりと来た
このレベルはトップロープで5.9までのグレードを全制覇する、というもの。
5.9になると、かなりの子どもたちは苦労し始めるのだが、カツラは手足限定でスルスルと登る。リズムも良い。目線も的確
全制覇達成も近く、今日は残すところのショートウエーブの白□にチャレンジした
が、途中の1か所が小さい子にはどうしても遠い

小さい子のトライには、適宜足を自由にしたり、ムーブの強度が変わらないように手を足したりして対応する場合がある。
そのグレードの力をつけて行けば良いのだから、そもそものサイズの違う子どもたちが手足限定にこだわる必要はあまりないだろう。
手足限定が必要なのは、ムーブのパターンを実践で覚えたり、パワーをつけるのが必要な時だと思う。


今、カツラに残された方法は、スタンスのホールドを手で使って上のホールドを取る、という、とても5.9の動きではないものしかない
そこで、カツラにもその1か所は足を解除しても良いよ、と声をかけた。
が、カツラは納得しなかった。
何度もトライしたが、そこが抜けられず、下りて来たカツラは悔しさでいっぱいの様子。
その後もムッと黙り込んだまま、悔しさと闘っていた

彼のそんな一面を見るのは初めてのことだった。
いつもは飄々としていて、割とやんちゃな感じでふざけることが多いカツラ。
クライミングで登れないとが、こんなに悔しい気持ちになるのだとういう彼の心のうちは、今まで気付かなかったのだ
おやなかなか見所があるぞ、と思わせた瞬間だった

レッスンが終わった後も、ビレイ講習を受けてビレイが出来るようになったお父さんに付き合ってもらって、ずっとそのルートを練習しているカツラだった

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