FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-04-22 11:24:47 | クライミングレッスン報告
4月8日

早い回はたっくんひとり。

基本の動きの練習では、なるべく正確に動くよう、口うるさく言う。
正確な動きを身につけるのは学習初期が最も効果的。
「鉄は熱いうちに打て」だ。

ひとりのレッスンは初めてだから、ちょ~っとキツかったかな~?

でも、今日でピンク課題を全制覇
ロープ装着も良くできました

次の回はゴローちゃんとミツキ。

体力・持久力のアップと正確な動きを身につけてもらうため、
今日はボルダーも長ものに取り組んでもらう。

ゴローちゃんは今ある長もののうち10bまでを全部登る、と決めて着々と片付ける。
カンテ~アース裏の10aをオンサイト
「やった~、オンサイトだ~」と大喜び

ミツキも今日はなかなか調子良い。ゴローちゃんを追って、10aもオンサイトした

さて、二人で正面の10b。みんな苦労している課題だ。

先にゴローちゃんがトライ、今日は一撃した。
ミツキも負けじとトライ。
でも、最後の核心が出来ない。
「ゴローちゃんは一撃したのに。。。
すっかりやる気をなくしてしまった。

「ゴローちゃんはゴローちゃん、ミツキはミツキでしょ。ゴローちゃんだって、努力して練習して、出来るようにしたんだよ。」
と言うと、「はい。。。」
でも、落ち込んだ気分は上がらない。

一方のゴローちゃんはチューブの10dの前半部分に黙々とトライ。
ムーヴがだいぶ自動化されてきて、始めのうちはできなかった箇所も難なくこなすようになってきた。

ルート。
いよいよリードに入ったミツキ。
が、クリップがうまく出来ない
一応、トップリードの形でルートにトライしてみるものの、クリップで大苦戦。3本クリップしたところでおりてもらった。
先ずはクリップをスムーズにできるようにしなくちゃね。

ゴローちゃんは一反木綿の悪い5.9をリードで。
「これ、以前トップロープで登った時、苦労したんだよな~」と感慨深げ。
「がんばりま~す」と元気に出発、今回はリードで難なく登った。


<アウトドアレッスン日誌>チームFCCアウトドア 4月

2009-04-21 10:05:34 | クライミングレッスン報告
4月5日(日)

コンペの翌日だと言うのに、今日はチームの子供たちのアウトドア。
ハードな計画になっちゃったね。
よほどクライミング好きな子供たちでないとついていけないはずだが、みんな元気に参加。

西武秩父駅で待ち合わせ、に乗り合わせて「柴崎ロック」へ。
日曜なので混んでいるかな・・・?と思いきや、他には誰もいない。

先ずは「うまいぞぎんなん」5.8と「エントツ」5.9にトップロープを張る。
登る前に、まずはトポで登るルート探し
みんな上手く見つけられたね。

空いている方にみんなでかわるがわる取りつく。
「ちょっとコワイ。。。」と言いながらもみんな無事登りきった。



とりあえずトップロープでリハーサルしたところで、「リードしてみる?」と聞くと、
意外にもみんな「してみる」と言う。
初めてのエリアだし、今日はトップロープだけでも良いかな、と思っていたけど
みんなのやる気が満々なので、好きなルートをどちらか1本を選んでリードすることに。

選んだのは全員「エントツ」。
凹角を行くルートなのでリーチ差が出にくいようだ。
リハーサルしたこともあって、みんな余裕でリード。
感想を聞くと「楽しい」とのことで、人気ルートとなった。
「エントツ」のリード前はかなり不安そうだったこうへい君。でも、一度リードしてしまうと自信がついたのか、「ぎんなんもリードしようかな~」。
こうへい君につられてりんちゃんも結局2本ともリード。危なげなく登った


お昼をはさんで午後は「初心者マーク」5.9。
出だしが悪いのが玉に瑕だが、上部はガバガバでなかなか楽しいルート。
みんなでかわるがわるトライ。

案の定、出だしで躓く
が、ホールドやスタンス、手順などを整理してこうへい君とりんちゃんは2回目で見事完登。
ユイちゃんは1便目のイメージが悪かったらしく、はじめは「もうやらない」と言っていたが、
「できると思うよ。失敗したら、必ずもう一度はチャレンジしなさい」と言うと考え直してトライすることにした。

きちんと気持ちを入れなおしてトライした2回目、ユイちゃんも見事完登した。
以前だったら絶対にやらなかったと思うが、成長したね

今日はやよちゃんが助っ人で来てくれて大助かりでした。ありがと、またよろしくね~


<コンペに行こう>North Face Cup 関東予選

2009-04-08 16:13:44 | クライミングレッスン報告
4月4日。

ボルダリングの祭典、「North Face Cup」の関東予選。
以前からキッズのクラスが設けられており、今までもたくさんの子供たちが参加してきた。
今年、装いも新たに各地域での予選会が行われることになり、FCCの子供たちも一番近い横浜B-Pump2での予選会にみんなで行くことにした。

今回参加したのはりんちゃん、こうへい君、ゴローちゃん、ミツキ、ふう太郎くん、シンシン、りえちゃん、そして横浜B-pump2をホームにしているとしや君の総勢8人。

予選会は1時間のセッション形式で全10課題の完登数及びK点到達数で競う。
セッション形式なので、子供たちも比較的気軽に楽しめるはずだ。

本番の1時間。
子供たちの様子は様々だった。
自分の登りに集中しきって楽しんでいる子、思うように登れなくて辛い思いをしていそうな子、
同じ課題(たぶん、それが登りたい)を繰り返しトライしている子、
まだクライミングの動きが身についていないため登れる課題が限られてはいるものの、登れそうな課題を諦めずにチャレンジした子。

ひとつ言えることは、どの子もその1時間を力いっぱい努力して、途中で投げ出す子がいなかったことだ。
自分の普段の実力を十分に発揮して楽しめた子は、これが大きな自信と自尊感情につながり、言うまでもなく有意義な経験となったことと思う。
しかし重要なのは、思うような結果が出せなかった子供たちにも大きな「何か」をもたらしてくれたに違いない、ということだ。
たとえば、泣きたい思いをしながらも、最後まで諦めなかったこと。
これから、自分の力を伸ばしていくために何が必要かを考える機会になったこと。
最後まであきらめずに頑張って完登し、みんなから大きな声援や拍手をもらったこと。などなど。

彼らがこうした相対的評価を受ける経験をこれからの成長に活かす上で大切なのは、周りにいる私たち大人の姿勢であろう。
この結果を子供たちが受け止めるうえでの「解釈のレンズ」のカギは、彼らの近くにいる重要な他者である保護者の方や私が握っているのだ。。。



さて、FCCからはりんちゃんがキッズ2のカテゴリー2位、こうへい君が同カテゴリーで3位、シンシンがキッズ1のカテゴリーで3位で予選通過。
夏の決勝ラウンド進出を手にした。


予選会が終わった後はゲーム等のイベントもあり、みんな帰ることなく楽しんでいた。


最後にみんなで記念撮影。競技以外の時間ではキッズエリアで思いっきり遊んだ子供たち。悔しかった子も満足いく結果が出せた子も、みんな楽しめたかな?


写真提供はこうへい君ママでした。いつもありがとうございます。

<レッスン日誌>pump2キッズのためのレベルアップレッスン

2009-04-02 23:30:03 | クライミングレッスン報告
3月10日(火)

4時半からしょう君、りょうこちゃん、アキちゃん、そして久々のカトウくん。
この4人は初めての顔合わせ。
お互いに自己紹介をする。
年齢が近いので、「男子」だの「女子」だのといろいろ微妙かと心配したが、
なかなか和気あいあいとしたムードでホッとした。

ボルダーはしょう君とアキちゃんはボルダーの「さる」まで終わっているので、長ものにチャレンジ。
正面の10bはアキちゃんがあと2手と迫った。
しょう君はあと5手位を残した個所でどうしてもパンプしてしまう。
ムーブをもう少し安定させると良いかな?

りょうこちゃんとカトウくんは白にチャレンジ。
りょうこちゃんはいくつか登れ、カトウくんも垂壁の白が登れた


ルート。
しょう君はダイヤモンドの10bにリベンジするも惜しくもあと少しで返された
下でムーブを間違えたりしていたから、それでかなり消耗したね。
次回はもう少し動きを決めてから取りかかろう。

りょうこちゃんとアキちゃんはリードクライミングに入門。
いよいよ本番のリードクライミングだ。
今日はギャラリーの白/がスムーズに登れた。

カトウくんも久々にギャラリーの白/にチャレンジして登ることができた。