ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

無駄な時間

2023-10-23 20:58:21 | 片思い
つらつらと考えるに
私の人生、片思いの時間が非常に長い。

私がもっと美人に生まれていたら
頭の中であれこれ考えるだけではなく
色々なことが現実になって
実際にたくさんの人と繋がれて
実態のある経験や思い出で人生が彩られていったんだろう。

私はそうではないから、
私だけが人知れず思いを膨らませて苦しんで
実りのない時間を長く長く過ごしている。

この時間は、無駄な時間なんだろうか。
現実に人とつながれた時間だけが有意義な時間なんだろうか。
結果に結びつかなければ、中身を伴わなければ、
全て無駄な時間になるのだろうか。

他にも例えば、
人を待っている時間。
期待で胸を膨らませている時間。
目標に向かって努力をしている時間。
パンが焼き上がるのを待っている時間。
ちいかわ6巻が発売されるのを心待ちにしている時間。
虹の橋のふもとにいる愛犬を偲んでいる時間。

これらの時間は、みんな無駄?
どこからが有意義で、どこからが無駄なんだろう?

生きる時間に限りがあるとしたら、
私は残りの時間をどのように使えば満足できるんだろう。
何を思って生きていけばいいんだろう。

考えさせられた。
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ルールズ再読

2023-05-07 16:37:44 | 片思い
久し振りに昔の恋愛指南本である「ルールズ」を読んだ。
失恋して苦しんでいたときに
知り合いから勧められて読んだところ
目からウロコが落ちるとともに
この本に書いてあることを素直に実践したら
とんとん拍子に夫との結婚が決まった。
私に大切なことを教えてくれた本である。

改めて読むと、この本は
自分に興味を持って近付いてくる人を焦らして夢中にさせるテクニックに過ぎず
決して、自分に興味がない人を振り向かせるテクニックについて書かれたものではないということだ。

皆が知りたいのは、後者の方だと思うが、
ルールズによれば、自分に興味がない人にあれこれ関わろうとするのは「時間の無駄」と切り捨てられている。

メールの返信を敢えて遅らせるとか
こちらからは誘わないとか
あざとくてバカバカしいと思う方法も多い。

ただ、「他人に媚びず、自分を大切にする」というコンセプトには大いに共感できた。

恋人に限らず、親でも友達でも上司でも
(そして私の場合、クライエントでも)
関わることで自分が苦しくなってしまう人とは
こちらから機嫌をとるような形で付き合わなくてもいいのではと思えた。

自分を大切にしてくれない人に、
自分の気持ちを捧げる必要はない。
自分が笑顔でいられるような関係を大切にして、
同時に相手にも幸せを感じてもらえばいいんだと思うことができた。

自分が苦しくなってしまう関係を
無理して維持しなくてもいいんだ。
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届かなかった思いのすべて 2

2022-03-25 08:00:00 | 片思い

人に伝えられなかった思いは、
その人の心を形づくるということを書きました。

そのことについて、また書きたくなったので
改めて記事にします。

思いがたとえ人に伝わらなくても、
その熱量は減じることなく
その人を動かす力になる、ということです。

もっと言うと、
私は人に伝えられなかった思いを整理して形にするために
このブログを書いています。
伝えたい人に届かなくても、
私自身を突き動かす確かな原動力になっているのです。

ネットの海にきらめく無数のブロガーさんたちも
きっとそうなのではないでしょうか。

伝えることができなくても、届けることが叶わなくても
真摯な思いが無駄になることはなく
自分を生かす力になる。

きっと自分の心と人生を
豊かに耕してくれる。

私はこれからも、
私の思いに形を与え、外に出して息をさせるために
このブログを続けていきたいと思います。


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届かなかった思いのすべて

2022-02-21 09:12:00 | 片思い
最近私は、人との関係について、相手に伝えられたことよりも、
伝えられなかったことについてよく考えている。

人は人に対していろいろな思いを抱くものだが、
相手に届く思いはそのうちごく僅かで、
届けられなかった思いの方がずっと多いように思う。
ポジティブな思いだけではなく、伝えずにいた方がよい、ネガティブな思いもあるだろう。
世の中には、伝えられないまま、胸のうちに留まっている人々の思いが満ちている。
コミュニケーションを通じて相手に届く思いは氷山の一角のようなもので、
人の心の水面下には、巨大な氷の塊が鎮座しているのだ。
そのエネルギーの総量はいかほどのものになるだろう。

私は胸に沈んだこの氷の塊が、意味のないものとは思いたくない。
相手に届けられなくても、存在しなかった訳ではないし、
無価値なものとは限らない。
思いが相手に届いて化学反応を起こし、
関係性に何らかの変化が生じるのは貴重で美しいことだが、
胸に重みを感じて生きることにも、何らかの意味や可能性があると信じていたい。

伝わらなかった思いは、自分の中で変化して、
自分を活かす前向きなエネルギーになればいいなと思う。
届かなかった思いが自分の中で、美しい結晶になって輝けばいい。
結晶は人の心の一部を形づくり、その人の表情や仕草や眼差しとなって、
外に表れ出ていくだろう。


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恋の終わり

2022-01-31 09:20:54 | 片思い
このことは書かずにそのままにしておこうという考えもあったのだが
書かずに知らんぷりしているのも居心地が悪いので
きちんと書き記し、区切りをつけようと思った。

私は昨年の秋頃から、お世話になっている婦人科のお医者さんがとても気になってしまい、
洋服を買ったり、素敵な美容院で髪を切ってもらったりして、
自分の容姿を少しでもよくしようと努力をしていた。

年末にまた診察があったのだが、
このときの私は、努力のほぼ頂点に達していて、
今まで生きてきた中で、いちばん綺麗(*あくまで個人比)だったと思う。

先生に少しでも気にかけてもらいたいという一心だった。
でも、結果からして、本当に自分でもびっくりするほど、
先生は私に無関心だった(当たり前だけど)。
先生はお気に入りの看護師さんとのおしゃべりに夢中で、
私の扱いがとても雑だったのだ。

私は、もう、ここ数か月、全身全霊と言っていいほどの、努力をしていた。
でも、その努力が、全く通じないという現実に、衝撃を受けた。
(客観的に見れば当たり前なんだけれど・・・)
努力が、これほど実を結ばない現実というのがあるのだと、身をもって知った。
私と先生の生きる世界が、全く交差しないことに、打ちのめされた。

私はしばらく傷ついていたけれど、
あまりの希望のなさに割とすぐに回復し、
焼き芋やらお餅やらを好きなだけ食べていたら
体重があっという間に元に戻った。

そして、お洒落をしようという原動力が全くなくなり、
私は元の枯れたおばさんに戻った。

今から思えば、あのヒート期間はなんだったんだろうと思う。

少し時間が経った今、思うことは、
恋の力ってすごいなあということと、
10代でもなく、20代でもなく、アラフィフになって、
「今が一番綺麗」と思えたのは、幸せだったということだ。
今はあまり意欲が沸かなくなってしまったが、
今後も「今が一番綺麗」と思える時期を更新できたらいいなと思う。

そして、気持ちが収まるにつれて、夫を愛する気持ちも無事に戻ってきた。
今は夫が愛しい。
夫を愛して、穏やかに日々を過ごしたいと思う。


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コメント (2)
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