ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

心をほどく

2012-06-21 13:02:08 | 雑感
夫が久々に出張から戻ってきて
少し前のAKBの総選挙の録画を見て楽しんでいました。

「総選挙」と聞けば、AKBを連想する人は多いと思うし
それだけ注目を浴び、皆を楽しませているイベントなのかもしれないけれど
私は、投票のために購入された大量のCDがプラスチックゴミになる様が思い浮かんでしまい
苦々しく思ってしまいます。
もう何年もやっているのだし、
そろそろ方法を工夫してもよいのでは。

・・・などというようなことを夫に延々と話していたのですが
ついつい、物事に批判的な意見を持ってしまう私と、
国民的(?)なイベントを素直に楽しんでいる夫とを比べたら、
夫の方が、人生楽しいだろうなと思いました。

どうして私は、いつも物事を批判的に見てしまうのだろう?
夫に尋ねてみたところ
「さなぎは、自分が批判されて育ったからだよ」
と、意外な反応が返ってきました。

私は、気性が激しく情緒不安定な母に、
常に批判されて育ちました。
夫の意見は、とても納得のいくものでした。

「野ブタをプロデュース。」だったと思うのですが、木皿泉さんが脚本を書いたドラマで、
「我慢や忍耐ばかりを続けていると、冷たい人間になってしまう」
と言った台詞がありました。
私は、なるほどなと思ったんです。

「自分に厳しく、他人には甘く」とは、よく言われることですが、
なかなかそれを実践できる人はいなくて、
「自分にも他人にも厳しく」か、「自分にも他人にも甘く」
になってしまう人が、多いのではないかと思います。
私もそうでした。

自分の内面を磨くつもりで、自分に厳しい考え方を課してきたのに、
それが他人に対する不寛容につながって、
自分も周りの人も、息苦しく感じていたかもしれない。

自分をきつくしばっていた厳しい考え方を少し緩めて
大きく息をして、
心を軽くしたいなと思いました。


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