ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

甥っ子を見て考えたこと

2016-10-12 11:36:50 | 雑感
先日、久し振りに自分の3歳の甥っ子に会った。
この甥っ子、かわいいのだが、ちょっと我儘で、
小さな暴君に見えるときがある。

甥っ子の両親にとって、初めての子育てで、
一生懸命、愛情を注いで育てようとしているのが分かる。
ただ、甥っ子の希望を叶えようとするあまり、
甥っ子の我儘が助長されているように見えることがある。

子供の言うとおりに親が動いてしまうと、
子供は、環境が自分に合わせて変化するものと思い込んで、
自分から環境に合わせようとする気持ちが失われてしまうのではないか。

ここまで考えて、私は我が身を振り返った。

私も、両親にとって初めての子供で、母方の初孫でもあった。
ちやほやされて育つ甥っ子を眺めている自分も、
案外、同じような境遇にあったかもしれない。

そして、私は、ありのままの自分でいたいという気持ちが強く、
周りに合わせて自分を変化させるのが苦手だ。

おしゃれもしない、化粧もしない、人の輪の中に進んで入ろうともしない。
そして、孤独を胸の中で膨らませながら、友達ができるのを待っている。

環境に合わせるというのは、必ずしもありのままの自分を否定することではなく、
適応して生きていくということだ。
環境が自分に合わせて変わってくれるのを待つのではなく、
自分をちょっと変えて、合わせていくことも大切なんだろう。

私はこれまで人の輪から外れて寂しい思いをすることが多かったけれど、
本当は、人の輪に加わって、賑やかで楽しい時間を過ごしたかった。

そして、寂しい人生の原因を、親の態度のせいにしていたけれど、
実は、自分自身の頑固さにあったのかもしれない。

少しだけ、変わってみよう。
自分から、歩み寄ろう。

幼い甥っ子を見ていたら、自分のこれからの生き方のヒントになった。