菊地直子容疑者に思う

オウムの高橋克也容疑者、ようやく捕まりましたね。
逮捕時の写真を見ましたが、最近とられたはずの、防犯カメラの映像から受ける印象とも少し違っていて、
通報した人、お手柄だなあと思いました。
私だったら、すれ違っても分からなかったと思います。

高橋克也容疑者にしても菊地直子容疑者にしても、
指名手配の写真とは容貌がだいぶ変わっていました。

菊地容疑者が同居人の男性に自分の正体を打ち明けさえしなければ、
二人はこのままひっそりと、社会に紛れて逃げ延びられたのではないかと、
つい、考えてしまいます。

私の勝手な推測に過ぎませんが
ついつい打ち明けてしまったところに、
菊地容疑者の心の弱さが見えた気がしました。

報道されているところによれば、
職場の仲間とカラオケに行ったり、フェリシモの通販で服を買ったり、
ささやかではあるけれど、それなりに生活を楽しんでいたように感じられます。

「普通の人」の幸せが欲しくなったのではないでしょうか。
自分の素性を隠し続けることの息苦しさは、
分からないでもありません。
愛する人には本当のことを打ち明けたいという、その気持ちも。

自分が何者であるかを同居人に打ち明けた時点で、
私は、半落ちというか、彼女が抱えていたものの大部分が崩れたのではないかと思います。
逮捕という結末も、このとき定まったのでは。

高橋克也容疑者にしてみれば、余計なことをしてくれた、
相当、腹を立てながら逃走していたのではないか・・・などと想像しています。

月並みな言葉ではありますが、
両容疑者とも、きちんと自分のしたことを見つめなおして、
反省してほしい・・・と思います。