ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

プレゼントの開封

2013-12-10 11:41:40 | 雑感
週末は姪(1歳)の誕生会に夫婦で参加しました。
皆が姪にプレゼントを持っていきました。

せっかく大人数集まったし、ということもあり
もらったプレゼントを皆の前で開封して
披露することになりました。
プレゼントの開封を
誕生会のイベント風に演出する意図もあったと思います。

二組のおじいちゃん、おばあちゃんのプレゼントを開封した後
私達夫婦があげたプレゼントの番になりました。
このとき、私は
「喜んでもらえるだろうか」
という気持ちのほかに
「他のプレゼントに比べて見劣りするのではないか」
という不安が少しありました。

誕生会に呼ばれたのにプレゼントを持っていかないわけにはいくまいと思い
前日に急いで買ったプレゼントでした。
心ばかりの品だったので
おじいちゃん、おばあちゃんの
愛のこもった豪華なプレゼントに比べると
ささやかなものでした。

お約束どおり(笑)、驚いて喜んでもらえました。
とりあえずほっとしました。

しかし、この「皆の前でプレゼントを開封する」
という習慣、
昔はなかったように思います。
プレゼントをもらったら、とりあえずお礼をいって、
家に帰って、こっそり開封する。
私が子供のころはそうでした。

小学生のとき、父の仕事の都合でアメリカに行き、
そこで、プレゼントを皆の前で開封しているのを見て、
新鮮な驚きを感じたものです。

私が思うに、この洋風(?)の習慣が、
徐々に日本に広まったのではないかと思います。

どちらにも一長一短はありますが、
私は、自分一人でプレゼントを開封するときのドキドキ感、
大袈裟なリアクションを要しないプライベート感、
贈る側、贈られた側、
どちらも本音を隠せるような
ワンクッション置かれた状況は
結構、好きだったなと思います。

似た話ですが
結婚式で「両親への手紙」を読み上げる儀式、
私はちょっと苦手です。
育ててくれた両親への感謝を
皆の前で披露する必要はあるのかな?
感謝は胸に秘めつつ、
黙々と親孝行に励む人の方が、私は信頼できると思う。
お涙頂戴の演出をする人に限って
親孝行は怠りがちなんじゃないか、って
冷めた見方をしてしまうんですよね。

私は派手な演出より
奥ゆかしい日本の感性の方が
好きなんですわ。


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引き続き、仕事のこと

2013-12-06 14:01:25 | 仕事
契約更新の時期が近づいてきて
パート仲間の間では
「どうする?」とお互い確認しあっています。
(お互いの動きが気になるのは
横並び意識が強い日本女性の特徴でしょうね・・・)

今のところ、転職するために動いているのは
私を含めて2人だけで
多数はそのまま更新する予定のようです。

更新する予定のパートの奥様に
「○○さんは、塾講師として、
これからも長くやっていく予定ですか?
塾講師としてのスキルアップを図ろうと
考えての更新ですか?」

と、疑問をぶつけてみました。

そうしたら、
「先のことは考えていないけど、
今は、私を頼ってくれる生徒の信頼にこたえたい。
生徒の理解を助けるため、
教え方はうまくなりたいと思うけど、
自分のスキルアップが目的かと言われると
ちょっと違う気がする」
と言われました。

私は、その奥様の答に、感心してしまいました。

私と奥様の大きな違いは、
自分の利益を考えているか、
相手の利益を考えているか
にあると思いました。

自分の将来やスキルアップといった考えは
自分の利益のため。

その奥様は、生徒の学力をあげるために
とても熱心な指導をしています。
私はどこか冷めていて
時給や昇給といった、自分の利益を最優先で考えていました。

奥様はきっと、目の前の生徒のことだけを考えている。
先のことは考えず、
目の前の仕事に没頭する。
「仕事が充実している」というのは
こういう状態のことを言うのだろうなと思いました。

結局、自分に欠けているのはそこなんだろうな。
先のことばかり考えていて
中身は空っぽ。

まあ、客観的で冷静ともいえるかもしれないけど。
物事には正負の両面があるからね。

「今、楽しいかどうか」
「熱中できるかどうか」

そういう新しい物差しを
自分の中に持ってもいいかもしれないな。


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転職に躊躇

2013-12-06 11:09:22 | 仕事
今の職場に行き詰まりを感じているので
実はこっそり、別の職場に応募し、内定を得ました。

何度かその職場に足を運んで話を聞いてきたのですが
仕事内容が厳しくなるのに対し、
待遇は今より悪くなることが分かり
辞退すべきかどうか、悩んでいます。

内定先は、今と同じ塾業界です。
塾講師には向いていないと感じながら
なぜまたこの業界で仕事を得ようとしているかというと
「縁あって始めた仕事、
スキルアップのために努力すべきではないか」
という思いが消えないからです。

私はいつも、欲と義務の間で揺れています。
そして大抵、義務の方を優先して生きてきました。

今回の欲は
「楽して稼ぎたい」という思い、
義務は
「塾講師としてのスキルアップを図るべき」
という思いです。

義務はあくまで私にとっての個人的なもので
私の人生を有利に進めるための
戦略に基づくものです。
私は昔から、そういう考えを自然にしてしまうのです。
そして、義務で自分を縛ることが得意です。

「○○したい」という思いをねじ伏せて
「○○すべき」という意志を優先するのです。

でも、欲を長い間ねじ伏せてきた結果、
自分が本当は何をしたかったのかが
分からなくなってしまいました。

なぜ自分はパートを始めようと思ったのか
思い起こしてみると
小遣い稼ぎがしたかったのと、
日中、一人で寂しかったので
近所に、話し相手になってくれる
茶飲み友達が欲しかったからでした。

今、幸いにも、この二つは満たされています。

転職するなら
「楽しい雰囲気で働けるところ」
これが私が求めていることだったよなと
気付きました。

塾講師になったのは、たまたまそのとき求人があったから。
「塾講師としてのスキルアップ」とか、
そういうものを目指している人はエライけど
私がそのまねをする必要はない。

そう考えると
気が楽になりました。

辞退するなら、早く連絡しなくちゃね。


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お年寄りについて

2013-12-03 13:24:05 | 雑感
先日、小学校時代からの古い友人に会ったのですが
話題のメインは、彼女が悩んでいる
お姑さんとの関係でした。

ありがちな悩みだと思いますが
お姑さんの心ない言葉に傷付き、困惑しているそうです。

話を聞く限り、お姑さんは友人に対して配慮がなく、
自分の都合ばかり押し付けているように思えました。

私も最近、自分の姑の行動に驚いたことがあったので
(この話は機会があったら書きます)
共感しながら聞いていました。

家に帰って夫にこの話をしたところ
「お年寄りになると、他者への配慮という思考回路が
衰えてしまうのではないか」
という新説(?)を披露されました。

確かに、友人のお姑さん、私の姑、
どちらも70歳を超えたお年寄りです。
さらに夫は、90を超えた私の祖母が
老人ホームのスタッフに冷たく当たっていた様子を挙げ
(お見舞いに行ったときに目撃しました)
「お年寄りは皆、頑固で自分勝手になっちゃうんだよ」
と言いました。

私は今まで、歳をとるほど、
人格も成熟していくのが望ましいと思っていましたし、
お年寄りは、その点、精神修養の期間が長いのだから
尊敬すべき人が多いはずだと思っていました。

しかし、実際には、頑固でわがまま、
身勝手なご老人に遭遇する場面も少なからずあり、
失望することがありました。

「自分の人格を磨こうと努力してきた人と、
いたずらに歳を重ねてきた人とでは
老人になったときに大きな違いがでるのだ」
これが私の結論でした。

でも、夫のいう通り、
お年寄りになると、体だけではなく、
自分を律するという心の作用まで、
衰えてしまうのかもしれません。

他者への配慮、思いやりといった
後付けの精神は後退し、
自分が生きていくための本能、欲望が
より全面に出てくるのかもしれません。

人間ではなく、より動物に近くなるのです。

そう考えると、お年寄りの精神性に対し、
若者と同じ基準を当てはめて批判するのは
厳しすぎるのかもしれません。

夫曰く、
友人のお姑さんも、自分の母親(私の姑)も、
私の祖母も、
若いころは、他者への気遣いができる、
常識的な大人だったのではないか、と。

自分も歳をとると
傍若無人に振る舞うようになってしまうのか。
もし、そうであるなら
いたずらに長く生きるのも
考えものだなと思ってしまいました。


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