学校が再開してから近隣でも朝夕、小学生の声が弾むように聞こえる。
毎朝登校時間になると空気が賑やかに震えているように思えるのは
久々に子供たちのはしゃぐ声が聞こえるようになったからだろうか。
いくつもの通学班が旗をもった保護者たちの側を通るときの笑顔と
甲高い元気な声を聞くのは久しぶりであり、信号のない交差点で
保護者の指示にじっとしていられないような仕草も何故か懐かしくさえ
思える。
当然のことながら通学できることの喜びをいろんな声や行動で表現
しているようだ。
私たちが子供の頃から比べると、生活習慣の違いや物事の発展、進化
などによって当然良くなっていることも多いと思うが現在の子供たちを
私たちが見ると窮屈そうに見えることもあるような気がする。
コロナ騒動による長期間にわたる休校によって子供なりにストレスや
負担になるところも多かったのかもしれない。
それが解放された今、子供たちは顔を上に上げて子供らしく無邪気に
喜びんでいる姿はやはりいいものである。
昔のように多くの友達と学校生活を楽しむだけではなく、塾や習い事、
将来に向けた親との会話や対策など負担とも思えることも少なくは
ないだろう。
子供たちのはしゃぐ姿や笑顔を見ながら現代っ子は強いのかもしれないが
彼ら、彼女らの心にストレスのようなものとして残らないよう、親はもとより
私たち近隣の大人が子供たちにもっと目をむける必要があるのかもしれないと
思った。
この子供たちの声と動きに私たち大人も少なからず影響を受け、
自分も明るく元気に仕事に、生活に向かおうと思う人たちがきっといると思う。
朝から騒々しい・・などと思わず最近は塞ぎがちな大人へのいい刺激を
受けたのだと考え、自分たちの活力の源に結びつけるような気持ちを
持つことも必要なのかもしれない。