最初に発表されたときから既に機能面、使い勝手、衛生面、など
いろんな問題や疑問が、そして疑惑もあったあのマスクの配布が
完了するらしい。
はじめはその愚策に加え、品質面や機能面で役に立たないことを
揶揄して『アベノマスク』と言う言葉が使われたのにいつの間にか
『アベノマスク』は安倍政権がコロナ対策の為に配布するマスクの
正式名称であるかのように勘違い(?)され、巷ではことあるごとに
アベノマスクと呼ばれるようになっていた。
私は『アホのマスク』と呼び、品質、機能面、配布スピード、経費や
検品等の費用、どれをとっても勿論評価はゼロを下回るマイナス評価であり
これも国の一大事と言われた時に優先順位と必要性を考えぬ前代未聞の
愚策であると国民や有識者たちからも批判の声が上がり、騒いだが
世間が何を言おうと本人には『蛙の面に水』であった(今もなお・・・)。
以前から群馬県ではあの不適切マスクを要らないという人たちに
マスクを寄付してもらい、学校等で利用する・・・ということが行われて
いたようだが『不要ならば寄付をしてほしい』という太田市の呼びかけに応え、
21の郵便局でも回収ボックスを設定したが何日後かにすべて一斉に
撤去されたという事件(?)があった。
不要マスク回収のため設置を周知した広報文に『アベノマスク』と
記されていた・・というのが理由のようだが日本郵便はお上(安倍政権)に
にらまれることを嫌ってか、アベノマスクという表現では困る・・と、
一斉撤去の指示を出したというのだ。
私はこれこそが本来の意味(役に立たないのでアベノマスクと揶揄する)で
使われたと認識した瞬間だったのではないかと思う。
「アベノマスク」という表現の本来の意味や由来を理解している人たちの
中にもいろんな意見、声があるだろう。
単なる批判じゃなく、時々、誹謗抽象的な言葉でさげすむような言い方を
してしまう私はこの『揶揄』という言葉のもつ強烈な批判を含む意味に快感を
覚えるくらいの気持ちで小気味よいと思うが、日本郵便の指示にはどんな
意味があったのだろう。
真に中立的な立場で批判的な表現は良くないと思ったのか、或いは
時の政権に刃を向ける()ことは断じてすべきではないと考えたのか・・・。
もしもそうだとしたら・・・
市の職員も含め一般市民は正式名称のように使ってきたアベノマスクの
呼び方に政権を気遣い反応する人間もいるのだと思うと同時に本人
(安部首相)はアベノマスクにどんな印象をもっているのだろうか。
寄付というと善意を連想し、それなりの意味や意義に思いを巡らし
人の温かみなども感じるが・・・・
巷ではマスクの足りない施設への寄付を目的として始められた
タピオカドリンク店の、『不要マスクと好きなドリンクの交換』に
集まった人たちの中には本来の趣旨からちょっと外れた感覚の
『要らないもので好きなタピオカドリンクが無料で飲める・・・』と
はしゃぎ喜ぶ姿が取り上げられ少し困惑気味の店舗の様子も伝えられた。
『アベノマスク』と言う言葉を聞き、目にする度に苦々しく思っているのだろうか、
それとも厚顔無恥や無知から何も感じていないのか。(前述の蛙の面に水)
はたまた自分の名前と功績(実は悪行)が全国津々浦々まで行き届きご満悦の
表情で、テレビを観ながら紅茶を呑んでいるのだろうか?・・・
さもありなん・・・。