緊急事態宣言解除や東京アラート解除に続き、休業要請のすべてを
解除、県を跨ぐ移動自粛もすべて解除・・・と国民の生活と経済を
優先(?)した解除ラッシュにより各地の人の往来が急激に増え、
活気のある日常が戻ってきたように見えるが、多くの人はマスクは
勿論、感染予防対策や自粛期間中に身につけた習慣や智恵を使い、
慎重に生活していると思われる。
しかし東京都の感染者数は4日連続で30人を超えている状況も
含め、すべての解除により、全く心配がなくなったかのように錯覚
しているのではないかと思われる人々の様子が報道されており、
今後の第2波3波の発生が懸念される。
各地に賑わいが戻ってきたのは良いことで、観光地が元どおりの盛況を
見せはじめた中、浮かれているわけではないと思うが街中の混雑をみると
活気が戻って良かったなあ・・という気持ちよりも『密』が濃く、大きくなって
いるような印象を持ってしまい、諸手を挙げて喜ぶような状況ではないのでは
ないかと思う。
あと1週間、10日後にはどんな結果が出ているのだろう。
PCR検査や抗体検査の為の対策と状況は確実なのであろうか。
安部首相は自分でもよくわからないような接触確認アプリを得意げ
にアピールし、入国制限も緩和し、海外との往来も再開させる方針だと
言うが果たして安心安全は担保されるのだろうか。
官僚が考え、作成した文章をチラチラと見ながら話し、・・・或いは棒読み
しているようないつもの姿に不安はぬぐいきれない・・・というより
またいつものパフォーマンスか・・・と思ってしまう。
接触確認アプリについては使い方や安全性が漠然と語られるだけで
問題とされている部分などは全く紹介されていない。
ヨーロッパ(ドイツ、フランスなど)でも普及率は一桁であり、人口の60%以上が
ダウンロードするというのは極めて難しいと思う。(LINEでさえも60%の状況)。
政権幹部や厚労相はじめ閣僚たちは既にインストールしているのだろうか。
たしかに多くの人が疑念なく利用し、上手く機能すれば早期発見対策としては
効を奏するだろうが『笛吹けど踊らず』の様相を呈するかもしれない。
春先から急激に拡大した新型コロナウィルスの影響によっていろんな
知識も広がり、生活も変化させてきた私たちは油断することなく
良しとされる習慣を地道に続けていくことが最も大切であり、予測される
第2波、第3波を防ぐ為にも不可欠だろうと思う。
自粛から自衛という言葉も使われたがまさに自分の身は自分で
守らなければならない状況がずっと続くのであろう。