我が家のキッチンにもいろんな花や草が登場する。
春には木蓮やハナミズキ、椿のつぼみなど、そして
雑草からでた小さな花などが短いサイクルで次々と・・・
主に流し台と壁面との狭い場所に小さなコップや
浅く小さなガラスシリンダー状の容器に入れられていることが
多いが、時には陶器の一輪挿し花瓶と共に登場する事もある。
昨日からドクダミが飾られているが・・・
ドクダミは名前からも群生する様子からも嫌な雑草として
あまり良いいイメージはないがこれが万能薬草のような力を落ち、
結構役に立つものだという。
確かに子供の頃から聞いていたような効能はあるようだ。
ドクダミ茶などもあり、見直してみるのも良いかもしれない。
我が家の狭い庭でも生け垣に近い日陰になるような場所に
絶え間なく(?)発生しているが『かわいい花であり、その香りも含めて
私は好きだ・・』・という妻の意見も少しだけ尊重し、カタバミのように
日射しの強い芝の中にまで進出してくることもないので時々抜き取ったり
ちぎったりするが完全駆除を考えたことはない。
長年苦労したカタバミは昨年完全駆除に成功したが、ドクダミが
このままひっそりと分相応に生きようとするならば共存しようと思っているのだ。
妻が今回カタバミを飾った(?)のは友人から聞いていた五弁のものを
見つけたからだという。
四弁か五弁かも知らなかったが庭へ出てみて確かに四弁だと確認できた。
四つ葉のクロバーならぬ五弁のドクダミは珍しくやはり幸運に繋がるとか・・・?
確かに色も形も控えめに咲くというイメージかもしれない。
妻はぎこちない手つきで自分のスマホに向かいドクダミについて調べ、
花びらのように見えるのは花弁ではなく総苞片であり、中心の黄色い部分が
花の集合体であるということを知ったことにも満足したようだ。
さらに諸説あるドクダミという名前の語源、由来についても興味津々であった。
妻も私と同じ78歳、日頃から何事にも、それが些細なことでもちょっと
気にとめてみるということを勧めているのだが、最近は妻自身がスマホの検索を
利用することも多くなり、楽しみにも繋がっているようだ。
勉強・・などと大げさに考えなくても興味、感心を持つことが幅広い知識にも
つながり、知らぬ間に心をも豊かにしてくれる事を誰もが気づき感じるだろう。