カリスマ美容師と言われる佐伯チズさんが亡くなったというニュースが
伝えられ、各界著名人からもその死を惜しむ声が寄せられている。
私は美容界のことには全く知識も関心もなく全く無縁のものだと思って
いたが、今年3月に佐伯さん自らALS(筋萎縮性側索硬化症)を
公表されたという報道で初めて佐伯さんの人物像のようなもの知り、
5日前の訃報にこの美容アドバイザーは美容以外にも多くの人たちの
心のケアにも功績を残されたことを知った。
彼女の経歴や苦難とも言える人生の試練、そして難病発症を知り、
それでも強く前向きに目標を持って生きようとした姿勢は素晴らしいと
思う。
彼女の他人に対する優しさと自分自身を向上させるための強さ、
たゆまぬ努力・・・どれをとってもなかなかできることではない・・・
いくつになっても目標を持って前を向き、進んでいくという姿勢には
感心、感動する。
7月9日に株式会社宝島社が遺言として残したいという佐伯さんの
思いのこもった言葉33のメッセージ『夢は薬、諦めは毒』を発売するという。
33のメッセージは美容に関することだけではなく、また女性に限らず
そのタイトルから誰にも当てはまるような名言(?)があるようだ。
『夢は薬、諦めは毒』をはじめ「何にでも?をつけなさい」「仕事とは
創意工夫をすること」「人に尽くすことそれが愛しみ」
「人の足を引っ張らず手を引く人になりなさい」「どうせ」からはじめない」
「挨拶は心の扉の鍵」などのメッセージはぜひ読んでみたいと思う。