NHKEテレを見ることは少ないが、ときどきあもしろい番組をやっていて感心する。
昨日のETV特集は、写真家江成常夫氏のドキュメンタリー「霊魂を撮る眼」だった。
終戦後60年以上経った太平洋の島々の戦跡を撮影する江成氏の姿をとらえていた。
江成氏の写真は、確かに戦場でなくなった若者の魂が見えるようで少し恐ささえ感じる。
今月のアサヒカメラの「展評’11」も江成氏の写真展の紹介だった。
こちらには、旧満州国の関東軍第731部隊ボイラー室跡の写真が載っていたが、こちらも気持ちを重くする。
実は、ハルピン郊外にあるこの場所には、3年前に行って見学してきた。
実際見た現地の印象と随分違う。写真家の眼(感性)が霊魂をとらえたのだろうと思う。