「花戯れ」と書いて、「はなざれ」と読む。恥ずかしながら、自分は、読めなかったのだが、なんとも格調高いネーミングだ。
新潟絵屋の写真展は、前回は「小さな琴音たち」。毎回、写真展の名前も、凝っている。
中矢澄子写真展 花戯れ(7月20日まで)を見てきた。今回も、作家の中矢さんご本人から話を聞くことができた。
中矢さんは、新発田の中山間地、滝谷にアトリエを構えて撮影しているとのこと。
初夏で蒸し暑いこの時期、さわやかな雪と花の演出写真がここちよい。女性らしい繊細な色合いと、氷や雪と花という一見、不自然な被写体のとりあわせが、見事に調和して自然に見えるのがいい。雪面に花びらが散っているのに、人の足跡が無いのはなぜ・・・・?
プリントは、マット系のインクジェットかと思ったら、なにやらシルクスクリーンみたいな特殊な技法を使ってるとのこと。(技法の名前は忘れてしまった)
最近は、プリントもそれぞれ、ラボ任せでなく、技巧を凝らす人が多くなったようだ。どんどん写真の世界も変わっていくので、ついていくのは大変だ。