写真を語ろう from niigata

写真展や撮影会など、写真やカメラについて

報じられなかった写真

2013-06-06 23:41:28 | 写真展
 新潟市歴史博物館(みなとぴあ)で「報じられなかった写真 昭和30年代-写真家・小林新一の820カット」を見てきた。

ちょうど学芸員の展示解説が聞けて、より深く写真展を楽しむめて良かった。

小林さんは、新潟大火や朝鮮帰国の様子などを「アサヒグラフ」や「中央公論」で発表していたとのこと。昔は、新潟在住で報道写真家としてやっていけたのか・・・?

この写真展、フイルムをべた焼きにしたものをデジタル化して、拡大プリントしたものが、いくつか展示されておもしろい。

小林さんが、被写体にねらいを定め、連続してシャッターをきっていることがよくわかる。

カメラマンは、生前、こういったものは公表しないのが普通。小林さんが亡くなったので展示できたようだ。

また、学芸員の解説では、銀座を歩く「毒消し売りの娘たち」は、演出だったようだ。実際は、役場の女子職員に衣装を着せて、銀座で撮影したとのこと。

自分としては、いい写真なら演出は、なんら問題ないと思うが、他の参観者には、気になっていたようだ。

土門拳さんを中心とするリアリズム写真が全盛の頃、演出とは、なかなかやるもんだ。

ちなみに「毒消し売りの娘たち」については、坂口安吾の小説「新日本風土記?」に詳しく書いてある。

それから、小林さんが生前現像されたビンテージプリントもあって楽しかったが、入場料500円の割には、会場がせまい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リリー&マリー大撮影会

2013-06-05 22:52:38 | 撮影会
いささか旧聞で申し訳ないが、5月26日のリリー&マリー大撮影会の報告をしたい。

その日は、5月晴れ、最高の天気に恵まれ、鳥屋野公園の木々は緑に輝いていた。

開始に1時間ほど遅れて到着、はやる気持ちで、モデルさんたちを捜す。

そしたら、モデルさんたちとカメラマンは、あずま屋で休憩中。

撮影再開するが、完全に出遅れ、どうしていいか迷っていると、長岡の知人ビックさんを見つけて、仲間に入れてもらう。

ビックさんは、モデルのあやかさんとみずかさんを独りで連れて移動中。

林の中で、ビックさんとオーソドックスに撮影を楽しんでいると、ビックさんがいつのまにかいなくなっている。

他のカメラマンが時々、来るが、しばらく撮影すると去っていく。

結局それから、1時間半ほど、二人のモデルさんに、自分がポーズをつけて撮影。

今年も、自分ひとりにモデルさんふたりという贅沢な時間を楽しく過ごさせてもらった。

ところで、バックの景色、光の当たり具合の確認、レフ版の使用、モデルさんへのポーズや表情の指示・・・自分ひとりでやってると、本当に大変・・・写した写真を見ても、まだまだ未熟な自分を再認識する1日だった。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする