MC68000 Maniacs!
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MacinTalk」とは「Text-to-Speech」というテキスト読み上げシステムにて使用される事で有名な 機能拡張ファイル。Macintosh のデビューとなった 1984年のアップル社株主総会にて,スティーブ・ジョブズ自らが Macintosh に「自己紹介」させた際 使われたのが「MacinTalk」なのだそうです。そもそも OS標準の機能ではなく,現在では 機能拡張ファイル単独で配布している例はほぼ皆無だと思われます。1993年以降には 音声合成機能が OSの一部として取り込まれたものの,リリースされた「MacinTalk」は PowerPC向けのもの(だったハズ)となり,68Kベースの OLD Macintoshユーザーには「用無し」となってしまいました。

今回は おそらく初版の「MacinTalk」を使用して ClassicII を喋らせてみます。
実験機として 漢字Talk6.0.7環境の「ClassicII(2号機)」を使用しました。

まずは「MacinTalk」をインストール(といってもシステムフォルダに入れるだけ)します。さらに今回は,音声合成制御プログラムとして「Lip Service」というコントロールパネルを使用する事としました。「Lip Service」は,Macintosh起動時に スタートアップメッセージを「喋らせる」ためのコントロールパネルです。あらかじめ「喋らせたい文章(英文)」を設定しておくだけで 起動時に読み上げてくれるという非常に簡単なもの。

とりあえず・・・

「System startup has completed. i'm Macintosh Classic Two.」

などと設定。デフォルト分のパクリですけどね(笑)。

起動させてみると かなり流暢な英語で喋ります。某PC-6001mkIIの音声合成のように 無機質な喋りではなく,機械的な音声ではあるものの アクセントや イントネーションがしっかりしているのには驚きましたね。英文の設定次第では「片言の日本語」を喋らせる事ができそうですが,いろいろ試行錯誤しても上手くいかなかったので 早々に諦めました。

ちなみに最新の「MacinTalk」は 歌うらしいです。
mp3形式にて音声ファイルを公開しているサイトがあったので聴いてみましたが
なかなか無茶で聴きごたえあり。(≧∇≦)


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