トイレの花子さん 3

2019-12-05 07:17:58 | 日記
いつも渡り廊下を一人で歩くほど、そんなに生徒数が少ないのか…と言うと、そうでも無いのですが…、

子供の頃から
「ねぇ!誰か、一緒にトイレ行こう!」と言うのが苦手なタイプだったですし、
しかも、トイレに行くタイミングが、何故か放課後が多かったせいもあるかも知れません。(他のみんなは、自宅で済ますんでしょうね)

その『渡り廊下の謎』を“謎探偵隊”に進言して、解明をして貰おうとしましたが、同時期にもっとスゴイ事があったので、却下されました。(もっとスゴイ事は、また後日)

だけど、話しはそこで終わりません。

“謎の足音”の進言が却下されて、数カ月が経って私も足音の件をあまり気にしなくなってきていた頃…。

ある日の放課後、一人でトイレに向かうと、
『ぱたっ、ぱたっ、ぱたっ…』

また、足音…。

そしてまた、パタッと止む…。

『まただ…。…いいや無視!無視!』

いつもの様に、足音は"そこまで"で終わり、これ以上追ってくることは、無いと思っていたので、気にせず歩きだした。

『ぱたっ、ぱたっ、ぱたっ…』

え?追ってきた?

これは、今までに無い展開。

少し早めに歩いた。

『追ってこないで💦』

渡り廊下を進むと、女子トイレは左、男子トイレは右へ…。

『ぱたっ、ぱたっ、ぱたっ…』

『え?!左に曲がった💦』

振り返らず(…と言うか、振り返れないんです)トイレへ急いだ。

なぜ、追い詰められる方向に行くのか?

逃げるにしても、足音のする方へ行かないと逃げ道は無いんです。

つづく。。。