宝くじ14

2020-11-12 08:35:07 | 日記
宝くじ高額当選者のエピソード

あるラジオ番組に声で出演なさった高額当選者さんのお話です。
その高額の当選をした人は、中洲でスナック経営してる女性でした。

彼女が1等2億円を当てたのは、1999年の年末ジャンボ宝くじ。
もうすぐ結婚する女友達とふたりで買いに行ったそうです。

その日の天気はくもり。
売り場も高額当選者がよく出る売り場。

その頃、彼女には5000万円の借金があり、
この借金を返済したくて、宝くじを買いました。
1万円で30枚の購入。

元旦の日、宝くじを一緒に買った女友達から電話がありました。
「5000万円当たりました~」と喜びの報告電話。
友達は始めて宝くじを買ったのに、いきなり5000万円を当てたのです。
「コーヒーくらいおごってね~」とおねだりして電話を切ったそうな。

その後、高額当選をした友人の話しで、旦那さんと盛り上がりましたが、
当然、彼女が当たったから自分は当たってないだろう、と半ば諦め気味。
新聞を購読する余裕ある暮らしはできなかったので、
当選番号がわからず、調べることができずにいたとか。

昼間はパートの仕事をしていた彼女。
パート仲間のひとりが、職場に新聞の切り抜きを持ってきてました。
その切り抜きをもらって帰り、旦那さんと番号を確認しました。

彼女が言うには「番号が浮いていました」とのこと。

ひとつひとつ番号を確認しなくても、
自分の「宝くじの番号」と新聞の「宝くじ当選番号」がぴったり重なり、
重なった数字が浮き上がって見えるというのであります。

数字が浮くわけないけど、特別な感じはなんとなく想像は出来ます。
彼女はわりと冷静だったけど、ご主人は震えていたそうです。

次の日、さっそく銀行に行きたかったけど、休みが取れず。
仕方ないので、当選した宝くじは大切に保管です。
しかし、この当たりくじ券をどこに保管するかでもめました。
家族会議の結果、ご主人のまくらの中に隠しました。

そして、いよいよ2億円を受け取る日。
夫婦で仲良く銀行に行きました。
すぐお金がもらえる~これで借金が返済できる~と期待していたのに、
銀行マンはひと言「本物かどうか確認させていただきます」。
しかもその確認に、2週間近くかかると言うのです。
落ち込んだ夫婦は、ちゃんと貰えるのか不安に。

2週間後「確認できました」と銀行から連絡があり、再び、銀行へ。
全額もらえるものだと思っていたら「いくら持ち帰られますか?」と。
とにかく借金を早く返済したかったので「7000万円」と答え、
残りは貯金。通帳としてお持ち帰りしました。

無事に借金は返済。
残りのお金は、車を買い、旅行に行き、中州にお店を出し、
なんと3年間で全て使ってしまわれたそうです。

今となっては、よい思い出。