私も、壊れた時計を持ってTVの前に正座❕
画面いっぱいに映るU。
眉間にしわを寄せて、一生懸命念を送るU。
Uを信じたい自分と、『まさかね…』と思う自分がせめぎ会う。
しばらくのUのアップが終わると、念を送ったのが終了となり、画面が切り替わる。
「さぁ、いかがだったでしょうか?」
MCが相変わらず興奮気味で話す。
「あ、視聴者からの電話があります」
スタジオには、たくさんのオペレーターが電話で通話している。
「お電話かわりました。司会者の◯◯です!時計が動き出したそうですね!」
「はい。おじいちゃんの形見の腕時計なんです。ずっと動かなかったんですが、今動き出しました。」
「おじいちゃんの形見ですか!動き出したんですね!」
MCは、興奮して話す。
「あ、また、時計が動き出したという視聴者からの電話です!」
次々に掛かってくる電話。。。