続ストーカー40

2023-05-04 07:15:09 | 日記
「坂元さんから…」

たけるが差し出したものは、本人が欲しがっていたゲーム機本体だった。

「そんな高価なもの…」

「いいのいいの。気にしないで!」

「いいえ、戴けません。たける!母さんが買ってあげるから、返して」

たけるは、寂しそうにプレゼントの袋を坂元に差し出した。

「いいじゃない。このくらい。ぼくがプレゼントしたいんだから!たけるくん、ほら!!」

強引に袋を破って、中身を出した。

「ね、たけるだって、こんなゲームしないと、友だち出来ないよね」