「ずっと昔から空家だから、ずっと前から、この家に入って遊んでたんだよ」
空家の中は家具も畳も無く、埃が積もっていた。
外観からは想像がつかなかったが、家の中は、思ったより狭い。
勝手口から入ると、床が抜けそうなほど、『ギシッギシッ』ときしんだ。
台所の左手にはお風呂とトイレ。
光が入らない薄暗い空間は、ひんやりとして寒々としていた。
もちろん、生活感は全く無かったが、そんなに荒らされている様子も無かった。
2階もある…。
ほこりが日の光でキラキラして光の筋を作っていた。
「幽霊はどこに出るの?」
S君のストレートな質問にドキッとした。
「1階の居間」
「隣の部屋じゃん」
「行ってみる?」
「待って待って…いきなり?」
隊長のT君が弱気な声を上げた。
「じゃ、2階から行く?」
しばらく黙り込む隊長。
「2階から行こう!」
声を上げたのは、情報屋のS君。
どうやらS君は、怖いもの知らずのようだ。
「いきなり2階とか、怖くない?」
佳代ちゃんがボソッとつぶやいた。
「怖いよね💦」
Mちゃんもつぶやく。
「じゃ、やめとく?じゃ、とにかく謎の光が出る居間に行こう」
「待って!やっぱり2階から行こう!」
隊長が怖がっているように見えた。
とりあえず、階段を目指して、隊長T君が先頭で歩き出した。
つづく。。。
空家の中は家具も畳も無く、埃が積もっていた。
外観からは想像がつかなかったが、家の中は、思ったより狭い。
勝手口から入ると、床が抜けそうなほど、『ギシッギシッ』ときしんだ。
台所の左手にはお風呂とトイレ。
光が入らない薄暗い空間は、ひんやりとして寒々としていた。
もちろん、生活感は全く無かったが、そんなに荒らされている様子も無かった。
2階もある…。
ほこりが日の光でキラキラして光の筋を作っていた。
「幽霊はどこに出るの?」
S君のストレートな質問にドキッとした。
「1階の居間」
「隣の部屋じゃん」
「行ってみる?」
「待って待って…いきなり?」
隊長のT君が弱気な声を上げた。
「じゃ、2階から行く?」
しばらく黙り込む隊長。
「2階から行こう!」
声を上げたのは、情報屋のS君。
どうやらS君は、怖いもの知らずのようだ。
「いきなり2階とか、怖くない?」
佳代ちゃんがボソッとつぶやいた。
「怖いよね💦」
Mちゃんもつぶやく。
「じゃ、やめとく?じゃ、とにかく謎の光が出る居間に行こう」
「待って!やっぱり2階から行こう!」
隊長が怖がっているように見えた。
とりあえず、階段を目指して、隊長T君が先頭で歩き出した。
つづく。。。
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