「ここまで来たんだから、もうちょっと中まで入ろうよ!」
佳代ちゃんの勇気には底知れないものを感じました。
本当に怖いもの知らずです。
狭い廊下の奥はさらに薄暗く、何か未知の世界へ繋がっていそうな雰囲気です。
気のせいなのか、廊下の奥をもやもやと薄暗くしている煙みたいな物が動いているように見えてくる。
もう、無理。
「帰ろう…❗」
私の好奇心も限界で、未知の誰かに聞かれないように、消え入りそうな声でつぶやいた。
すると、吹き抜け付近から、
“ゴソッ”
と長靴を履いた足を引きずるような音がした。
いや、吹き抜けじゃない…、さっき樟脳のにおいがあって人の気配を感じた階段の踊り場付近からだ。
佳代ちゃんの勇気には底知れないものを感じました。
本当に怖いもの知らずです。
狭い廊下の奥はさらに薄暗く、何か未知の世界へ繋がっていそうな雰囲気です。
気のせいなのか、廊下の奥をもやもやと薄暗くしている煙みたいな物が動いているように見えてくる。
もう、無理。
「帰ろう…❗」
私の好奇心も限界で、未知の誰かに聞かれないように、消え入りそうな声でつぶやいた。
すると、吹き抜け付近から、
“ゴソッ”
と長靴を履いた足を引きずるような音がした。
いや、吹き抜けじゃない…、さっき樟脳のにおいがあって人の気配を感じた階段の踊り場付近からだ。
つづく。。。