講義3 人間関係で保育士を辞めないためには?
保育士の退職理由のアンケートやSNS上でも保育現場でとてもしんどいことの一つとして、子どものための支援よりも同僚との人間関係がよくあげられています。
せっかく子どもが好きで保育士になったけど、同僚と上手くいかず退職してしまうケースも少なくありません。
それを出来るだけ避けたいと思っています。
保育は個々の子どもを理解した上で、継続性を持って保育することが大切で、短期で担当している保育士がコロコロ替わってしまうのは、特に幼い時期の子どもの負担や不利益が大きくなってしまいます。
保育現場は他の職場と大きな違いがあります。それは女性が圧倒的に多いということです。
私が働いてきた現場でも、男性は一人とか二人ということが多く、男性保育士が増えたとはいえ、女性しかいない保育所もまだまだ存在します。
私が保育士資格を取得した20年ほど前は、資格自体の取得率が男性は0,5%でした。資格を持っている割合が全体の200人に1人ということですね。今は随分と増えている印象がありますが、まだまだ少なく、珍しい状態は変わりません。
男性保育士が上手くやっていく方法は、私自身苦しんだり、乗り越えたりしてきましたので熟知していますが笑、もしご機会があればお話しさせていただく予定です。
そのようなことから察することが出来るかと思いますが、女性保育士自身も『女性ばかりだから、、』とぼやくくらい、他の職場と比べても人間関係は難しいと思います。
また、人手不足であったり、運営の最低基準自体が多くの子どもを少ない保育士でみることになっていて、毎日忙しすぎる園が多いです。そうなると、心に余裕を持てず、普段の気持ちで居ることが難しく、ピリピリした状態になりやすいです。そうすると、保育士間でもきつい言葉遣いになったり、イライラした感情が表に出やすくなります。
このような保育現場でいかに日々平常心で保育をし、他の保育士と上手くやっていくのか、私の事例もお話しながら、みなさんで考えていけたらと思います。
※運営側や園長も保育士が辞めないで、心身ともに健康で活き活き保育活動が出来て、出来るだけ継続的に子どもの支援に当たれるようにもっともっと意識して頂けたらと思います。
利用される保護者さんからすると、保育士の離職率や年齢構成、送り迎えでの様子から、保育士同士の連携や信頼関係などがいい保育所の目安にすることも出来ると思います。
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