少し前の映画ですが、
クロスロードというタイトルですが、
交差点、十字路、岐路みたいなことですが、
映画でもそれらが出てきて、鍵になっています。
カーズは作品ごとに、
車たちの表情がドンドン豊かになっていきます。
登場するマックイーンのトレーナーの表情が本当に豊かで、『人』のようです。
ピクサーのラセターさん始め、人間の状況ごとにおける表情を細かくイメージ出来るのが本当に凄い!と思いました。
日本人が空気を読む!とかよくいわれていて、表情を読むのが得意なのかなと思っていたのですが、そうでもないのかもしれませんね。
内容は、
実力が下降していく時期になり、人生の岐路を迎えます。
その時に仲間にやりたいことだった夢をあきらめたことを打ち明けられます。
それに力になれるのは今しかない!と考えるようになります。
正直力が落ちてきた自分の事は?!と思いますが、笑
それよりも、利他的に生きる意味を伝えたかったのではないでしょうか。
私も最近の映画などの作品が利他的に生きることをテーマにしているように感じ、
このカーズクロスロードもそうなんだと思いました。
あと、
後ろにピッタリくっついて前の車を抜くことを昔、よくF1などでスリップストリームと言わなかったかな?
映画では違う言葉で表していました。
全体としては夢をあきらめない!というテーマかなと思いますが、
一般的なことに落とし込むと、好きな事を思い切りやり切る!ということなのかなと思いました。
夢をあきらめないというと、実力が伴っていないと無理じゃん!となってしまうけど、
好きな事は、レベルに関わらず挑戦できますもんね!
私の保育のねらいでも、
この『好きな事を思い切りする』ことは大変重要な目標になっています。
特に幼い頃は好きな事を思い切りすることで、
・この世は楽しい!と思えるベースを作る
・自分を信頼出来て自信がつく!
・生きる意欲のベースが出来る!
・自分が好きな事が出来る環境を用意してくれる『人』を信頼出来る!
と思っています。
これは大人になっても大事な事だと思います。
好きな事をやり切る人生を歩むということは、
それぞれの人の命が尽きる時に、
『後悔しない!』
ということです。
人生を後悔しない、やりたいことをあきらめない大切さを教えてくれる映画だと思います。
また、
ちょっと自信がなく、一歩を踏み出せない時に、
背中を押してくれる誰かが居る!ということが大切だとも教えてくれていますね。
それが、保護者であり保育士であり、教員の大切な役割なんでしょう。
もしやってみて最初は失敗や間違いをしても、周囲の大人や仲間から大丈夫だよ!また挑戦してみたら!と言ってくれることで、また再チャレンジしよう!という前向きな気持ちになれるという事だと思います。
その後は繰り返しやってみることで自己知覚によって、周りとの相対的な意味で自分で自分の力を知っていくのだと思います。
エンディング曲が急に奥田さんに切り替わり、ビックリしました笑
※この映画は車が走り回る映画なので、主にトミカが好きな就学前の年中・年長さん辺りから楽しめると思います。
どちらかというと男の子の方がはまりやすいのかもしれません。
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