アゲハアパート管理人のporukeです
先日やっと6月分のアゲハアパート状況を纏めたのですが、実はその中で興味深い蛹があったので今回は1匹に絞って纏めていきたいと思います。
今回も幼虫や蛹、羽化後の成虫の写真が盛り沢山ですので、苦手な方はご注意下さい。
7月9日(土)
8時頃、既に羽を伸ばしきって乾かしている子が…!!
この子、実は私の中ではかなり注目の子でした!
と申しますのも、ナミアゲハの蛹といえば緑色か茶色になる、そう思ってきました。
その要因は足場の材質等も挙げられるのですが、兎に角何かしらで緑色か茶色の何れかになると…
過去に我が家に居た子達も例外ではなく、下記のような色合いになってきました。
こちらは2021年の緑の子
そしてこちらも同じく2021年の茶色の子達
(余談ですが、この右側の大きい子は蛹化の際にかなり苦労した子です)
とりあえず、このように緑か茶色の2択だと思っていた訳です…
が、今回のこの子は特別でした。
何と…
白い
勿論真っ白と言う訳ではないのですが、明らかに緑色と茶色という2種とは違う色合いでびっくりしました。
それでは、終齢から時系列で見ていきます。
こちらは前蛹になる前の準備中終齢。
せっせと糸張り真っ最中。
前蛹になったところ。
ここまでは至って普通のナミアゲハです。
そして、こちらが蛹になったところ。
…ん?緑色?茶色?
うっすら下半身に黄緑の色合いがある白っぽい蛹に見えます…
そして壁の色合いとほぼ同化。
お見事だけれど…?ナミアゲハはこの色合いになれるの…?と不思議でなりませんでした。
割りとよくあることなのでしょうか…?
こちらは羽化2日前で、うっすら中の黒が透け始めたところ。
別の角度からももう1枚。
羽化前日程透けていないのですが、やはり白っぽいです。
そして羽化当日のお写真がこちら。
右下に、白い蛹の脱け殻が写っています。
最早白すぎて、羽化後の上半身は壁と一体化しているようなお色(笑)
そして全く関係ありませんが、この角度から見るとナミアゲハさんが一瞬アメンボっぽく見えてしまったのは私だけでしょうか…?
羽を乾かしているお姿をもう1枚。
何はともあれ、無事に羽化できて良かったです。
少しゆっくりしていって、次いでに我が家の他のお花の蜜でも飲んでいって下さいな…
と思ったら、飛んでいってしまいました。
写真では追いきれず、ブレブレ写真が出来上がりましたが、元気で何より、ということで残しております。
そして、この子が大脱走(本虫はプチ脱走)した日には、本虫を合わせて4匹の子達が脱走。
と言うことは、他にも羽化している子がいるはず…!!
探し回ったところ、10時迄に残り2匹を発見。
片方の子は蛹を見つけられていない子(行方不明)だったので、嬉しい限りです!
あともう1匹は何処にいるのか…
既に旅立って行ってしまって姿を見られなかっただけかもしれませんが、元気でいてほしいものです。
以上、今回は今まで見たことがなかった白い蛹を纏めてみました。
とても面白い蛹の色彩に感激し、勝手に「何故、こういった白色系の蛹の色になったのか!」について考察させて頂きましたm(__)m
壁は白く、どちらかと言いますと光沢系だと感じとりました。となりますと、普通は緑色の蛹に成るはずなんですけども、そこに、褐色蛹になる条件が入り込み中間の白色蛹になったのではなかろうか?と想いました。
褐色蛹に成るためには、日中の日差しは禁物、加えて乾燥していること!と言うことは、「晴れた夜中に蛹化した個体であったがために、白色光沢壁で蛹化したにもかかわらず、緑色蛹ではなく、白色蛹になった。」と考えてみたのですが...
あくまでも私の勝手な戯言ですm(__)m
にしても、朝から考察で楽しませて頂きました。
感謝申しあげますm(__)m(*^^)v
前に成虫になるのは0.6%って
言ってたでしょう?
そこから、さらに蝶々として
飛びまわれるようになるには
さらに厳しい確率ってことなのよね
と、蝶を見る目が変わりました。
奇跡を見るような気持ちです。
porukeさんのブログに感謝です💖
コメントありがとうございます!
いつもhimeaijimiさんのblog拝見させて頂いています!
先日のキアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハの幼虫と成虫の違いについて、正に私も疑問でした。
(本当にキアゲハはあんなにド派手(?)な幼虫なのに、成虫はナミアゲハと似通っているのでしょうね…キアゲハは比較的新しい蝶だとは聞いたことがあるのですが、不思議です…)
さてさて、白い蛹につきまして素敵な考察をありがとうございます!
やはりこの色合いは珍しいですよね…
考察頂いた通り、蛹の足場は元々つるっとした素材で、過去に何匹か蛹化→羽化した実績があるのですが、緑色も茶色もいました。
恐らく若干汚れて土埃が付いているようなところだと茶色になっていたのではないかと推測するのですが、この子は一体どうしたのでしょうか…
(過去の経験上、この子は茶色になると思っていました)
もし今後何か白い蛹につきまして情報がございましたら、是非ご教授頂けますと幸いです!
コメントいつもありがとうございます!
遂に今シーズンも無事に羽化した子達を見ることが出来ました。
昨年がかなり生存率が高かった分、今シーズンはかなり衝撃でしたが、自然界はもっと厳しいのだと思うと…
更に、無事に羽化しても飛び立った直後に鳥に食べられてしまうかもしれない…と思うと0.6%から、実際に目の前を飛んでいる蝶の生存率の低さが伺えます。
本当に、全ての生き物との出会いは奇跡ですね。
素敵なコメントをありがとうございました!