少々...いえ、相当日が空いてしまいましたが、先日観劇してきた千と千尋の神隠しの舞台。
3月中にはupしたかったのですが、あれこれと長文になり過ぎて遅くなってしまいました...
そんなこんなしている内に、既に東京公演は3月29日(火)13:00にて千秋楽を迎えてしまいました...
(他のキャストでの舞台も生で観劇したかったです...)
今後は下記公演が続きます。
(寧ろもう大阪公演終わり掛けですが)
大阪公演:2022年4月13日(水)~24日(日) @梅田芸術劇場メインホール
福岡公演:2022年5月1日(日)~28日(土) @博多座
さてさて、ここからが本題、
観劇について備忘録を残しておきたいと思います。
(色々備忘録を書いていたところ、とんでもない量になってしまったので、今回は開場から舞台装置の様子、ざっくりとした流れ等をメインにしたいと思います)
先ずは前回と同じ写真になってしまうのですが、観劇した当日のキャストはこちら!
千尋:橋本 環奈
ハク:醍醐 虎汰朗
カオナシ:辻󠄀本 知彦
リン/千尋の母:妃海 風
釜爺:橋本 さとし
湯婆婆/銭婆:朴 璐美
因みに今回私が座ったお席は2階席でした。
舞台を一望出来る良いお席...!!
始まる前にプログラムをいそいそと購入。
読みたい...が、しかし舞台小物もしっかり見ておきたい..!
(劇場内は撮影、録音は厳禁です)
という事で、お楽しみはとっておき、帰宅後読みました。
舞台の様子ですが、左手(下手)には石灯籠、右手(上手)には倒れかけている鳥居が設置されておりました。
こちらは動かすことはなく、上演中も固定でした。
ここからは舞台内容のネタバレになってしまうので、まだこれからご覧になられる方はお戻り下さい…!!
~開演前~
出だしは、釜爺のキャストのちょっと面白い開演前アナウンス。
出だしは、釜爺のキャストのちょっと面白い開演前アナウンス。
釜爺の名台詞でもある"グッドラック"も全面に押し出されている、フレンドリーなアナウンスでした。
~開演後~
冒頭、車のシーンは緞帳を大型スクリーンとして使用し、すっかりお馴染みとなったであろうデジタル演出。
因みにこのシーンで使用されているオープニング映像はスタジオジブリ製作のものということでした。
(パンフレット内に"オープニング&エンディングムービー製作:スタジオジブリ"の文字)
デジタルばかりかと思えば、敢えてのアナログ演出も多々出て参りました。
寧ろ、こちらのアナログ演出の方がメインに近いかもしれません。
(見どころとしては、釜爺、湯婆婆、ハク(竜)、あとは頭、坊ネズミ、ハエドリ関連シーンでしょうか)
他のキャラクター達についてですが、個人的にリンの声がイメージに近く、耳から入ってくる台詞に違和感が全くありませんでした!
今回は妃海 風(ひなみ ふう)さんが演じていらっしゃり、この方は元宝塚のトップ娘役だったとのこと。
男役をやっていらっしゃったのでは?と思う程凛々しい姐御肌の印象でした。
そしてハク、個人的に本家(映画)ハクは"カッコイイ!頼りになるお兄さん!"というように感じていました。
年月を経て再度本家を確認すると、勿論声質は当時の印象そのもの。
ただ、やはり声優を務めていらっしゃった入野自由(いりの みゆ)さんは当時13歳。
滑舌等若干幼さが感じられました(あくまで個人的な印象)
そんな今回、舞台のハク様はと申しますと…
格好良い印象はそのままに、そして何とも滑舌が良い…!!
これは大人が演じたからこそかもしれません!
因みに今回は醍醐 虎汰朗さんという方が演じられていました。
この方は、以前も舞台や映画で声優を務めた経験がある方とのことで、"天気の子"の主人公を演じられたそうです。
湯婆婆は本家の夏木マリさんではなく、朴 璐美(ぱく ろみ)さん。
少しオリジナルから捻りが加えられている印象がありましたが、迫力がありました!
(寧ろ、夏木マリさんも今回の舞台では、本家から少し捻りを加えていらっしゃったりしたのでしょうか…?)
私でも知っている"鋼の錬金術師"の主人公や、"進撃の巨人"というアニメで主要キャラクターの声を担当されている声優さんとのことです。
そんな中、頭(かしら)の演出にはちょっとびっくり。
元々、頭は3つの緑の頭が個々に動くキャラクター。
キャストの方は、ご自身の頭をそのうちの1つとし、両手に残り2つの頭をはめた状態での演技となった訳ですが...キャストの方、何故か...ふんどし...?!
と、色々インパクトが強かったです。
(他のパペット系を操作する方達は、黒子同様の立ち位置だった為、舞台セットの色合いに合わせたのかベージュのような色合いの上下を着用されていました)
ここで再度舞台装置の話に戻りますが、中心に大型の人力可動式、かと思いきや遠隔操作と思われる2.5階建てのセットが鎮座しておりました。
シーンによって冒頭の食べ物屋になったり、湯屋になったり、釜爺のボイラー室になったりと驚きました。
前後左右移動…だけではなく回転したりもしてシーンに応じた使い方がされていました。
さてさて、物語を以前からよく見ているファンからすると、次のあのシーンは一体どうやって再現するのだろう?と気になる、確認する、の連続だったに違いない今回の舞台。
ここに書き出そうとしたところ、とんでもない文字数になりそうでしたので、詳細は次回に長々と纏めたいと思います。
(あと数回続く予定です)
今回は2階席での観劇となりましたが、途中の河の主関連のシーン、最後の演出ではちょっと驚きました。
ほんの一瞬ではありますが、この演出は2階席の方が良いかもしれません。
(恐らく1階の後ろの席では一部見えない可能性があります)
その後、仕事を終えた千は部屋へ戻り、縁側(?)でリンと2人、海を見ながら会話するシーンで第1幕は終わります。
~休憩~
25分の休憩。
最低限の水分補給のみロビーで許可されていました。
第2幕開演前のアナウンスは、やはりノリノリ釜爺でした。
~第2幕~
後半戦は、前半戦と同じくらいの上演時間ではありますが、舞台の進行に慣れてきていることもあって体感はあっと言う間でした!
そんな第2幕の冒頭シーンはカオナシから始まります。
いきなりカオナシ…?!
と思ったのは私だけでは…ないはず?(笑)
(いや、確かに第1幕の終わりであれば、本家でも場面が切り替わり青蛙とカオナシのシーンになるにはなるのですが...)
しかもここで舞台だからこそのカオナシの動き。
Wキャストのお二人は有名なダンサーの方ということで、独自のダンスが組み込まれていました。
今回は辻本 和彦さんによるカオナシで、この方、何と、元シルク・ドゥ・ソレイユの方…!!
Wキャストの菅原 小春さんは、前々回の朝の連続テレビ小説、おかえりモネで車イスレーサーを演じていらっしゃいましたので、ご存知の方も多いかもしれません。
その後どんどんストーリーは進み、カオナシが青蛙に続き、兄役とナメクジ女(今回は普通の着物の女ではなく、白拍子の女)を飲み込んだシーンでは、まさかの不意打ちギャグ要素。
だから、白拍子の女に演出を変えたのね(笑)と、続くシリアスなシーンを微妙に和ませてくれていました。
キーワードは"烏帽子"です。
また、カオナシが部屋で千を待ち、カオナシの相手をしていた湯婆婆が部屋の中から"遅い!!"と言いながら勢いよく出てくるシーン。
ここはちょっとした事故(と言う程ではないのですが)、部屋の襖(演出上障子)をぴしゃりと閉めるというシーン...今回微妙に閉まりきらず勝手にドキドキしてしまっいました。
でもそれも束の間、アドリブの動きでちゃんと閉め直していらっしゃったのを観て流石...と勝手に思っておりました...(笑)
(ちょっとしたことでも緊張すると上手くフォロー出来ないものですよね、流石プロ...!)
その後、銭婆婆の住む"沼の底"という駅まで行く電車の演出は、舞台ならではの見せ方になっていました。
本家でも電車に乗ってからは台詞がなく、音楽と共に過ぎていくシーンとなっている為、恐らく舞台ではどうやって演出するか、試行錯誤されたのではないかと感じました。
本家でも電車に乗ってからは台詞がなく、音楽と共に過ぎていくシーンとなっている為、恐らく舞台ではどうやって演出するか、試行錯誤されたのではないかと感じました。
そしてそのままアナログ仕様の演出も織り混ぜつつ進行し、銭婆婆の家での物語もするすると進み...
ハク(竜)が迎えにきて、油屋まで飛んで帰るシーン。
ここは完全に人力(アナログ)演出でした!!
これはきっと2階席の方が、より舞台上の千とハク竜の位置が分かり演出を楽しめたのではないでしょうか。
そして、あっと言う間に最後の最後のシーンへ...
千尋がトンネルを抜けて...から、まさかのハクオリジナル演出…?!
続くエンディングムービーはスタジオジブリ製作ですし、これは公式ではないにしても、半公式くらいの威力…?!
これは一部のファンにとってはちょっと嬉しかったのではないでしょうか。
~フィナーレ~
最後にキャスト達が出揃い、代表して橋本環奈さんの挨拶がありました。
そして、鳴り止まない拍手で何度もキャストが出てきて下さり、最後の最後に緞帳が下りるまで興奮冷めやらぬ空気でした。
緞帳が下り、場内が明るくなると最後も釜爺のノリノリアナウンス。
観客の退場についてはコロナのこともあって、座席エリア毎での退場となりました。
~番外編(パンフレット)~
帰宅後パンフレットを開いてみると...!!
まさかのキャスト紹介はサッシを90度回転させた形で製作されておりびっくり!!
(パンフレットを歪ませたくない為、やんわりしか開いておらず、橋本環奈さんのお顔が若干歪んでおりますがご容赦下さい)
今はこういう使い方も結構するものなのでしょうか...?
表紙の質感も何とも言えない不思議な手触り。
シリコンにも似たような質感で、埃大敵!といった印象です。
真っ赤なこのパンフレットは何処に格納しましょうか
最後に劇場外のお写真をご紹介です。
冒頭にも載せた大通り(皇居)側からの帝国劇場。
この帝国劇場と書かれている右奥に受付があります。
その受付横には大きなポスター。
こちらも写真を撮る列が出来ており、開場時にはこれ以上は近付けない雰囲気でした。
撮ったら即横へ抜けるという感じ...
ジブリの人気の高さが窺えます。
こちらも写真を撮る列が出来ており、開場時にはこれ以上は近付けない雰囲気でした。
撮ったら即横へ抜けるという感じ...
ジブリの人気の高さが窺えます。
アップもしっかり。
左側のピンクベース
豚舎へ向かう道中にある不思議な花園を抜けるワンシーンで橋本環奈さん
右側のブルーベース
電車に乗る前の線路を歩くワンシーンで上白石萌音さん
大通り沿いには、それぞれの千尋ポスターがずらりと並んでいました。
こちらが橋本環奈さんバージョン。
お天気の関係もあり上手く撮影できず残念です…
そしてこちらは上白石萌音さんバージョン。
こちらは比較的まだ綺麗に撮れました。
(歩道の街路樹がしっかり写り込んでしまっていますが...)
グッズで、このポスターと同じデザインのクリアファイルもありますので、ファンの方は是非ネット販売をご覧ください♪
次回は、本家と舞台の違い等を細かく纏めていきたいと思います。
もしも気になっている方がいらっしゃったら、又お付き合い下さい
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