こんにちは! 玄米酵素・ハイゲンキ正規販売ネットショップ ヤハタ美研 栄養士 八幡です
何かと話題の「トランス脂肪酸」を以前もブログでご紹介しました(^^)
※【栄養士ブログ】はコチラ⇒ 「値段が高いバター」と「安いマーガリン」・・・あなたはどちらを選びます?
"あぶら"には、常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があり、これらをまとめて「油脂(ゆし)」と呼んでいます。
この油脂を構成する主な構成成分のひとつが脂肪酸です。
食用として一般的に安全とは認められないという理由で、
6月16日、米食品医薬品局(FDA)が「トランス脂肪酸」の食品への添加を2018年6月から原則禁じると発表しましたΣ(゜д゜)!!
▼▼▼ 「トランス脂肪酸」とは? ▼▼▼
脂肪酸には常温で固体の飽和脂肪酸と、液体の不飽和脂肪酸の2種類があり、トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種です。
トランス脂肪酸には、天然に食品中に含まれているものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。
《 天然にできるもの 》
牛や羊などの反芻(はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。
そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中に天然に微量のトランス脂肪酸が含まれています。
《 油脂の加工・精製でできるもの 》
常温で液体の植物油や魚油のから半固体又は固体の油脂を製造する加工技術の一つである「水素添加」によってトランス脂肪酸が生成する場合があります。
水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。
また、植物から油を絞る際には、精製する工程で好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。
この際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。
「マーガリン」や「ショートニング」などの加工油脂およびこれらを原料とする食品(クッキー、菓子パンなど)、精製植物油などに含まれます。
▼▼▼ トランス脂肪酸が体に悪いって本当?Σ(゜д゜)!! ▼▼▼
トランス脂肪酸を長期に渡って過剰摂取すると、血液中の悪玉コレステロールを増やし、
善玉コレステロールを減らす作用があったり、心臓病のリスクを高めます。
日本人のトランス脂肪酸からのエネルギー摂取量は総摂取量の約0.3%。
米国人の約2%、英国人の約1%より少ないとはいえ、摂取する量には注意したいところです。
厚生労働省によると、日本国内でトランス脂肪酸の使用に関する規則はなく、含有量の表示義務などもありません。
脂肪はエネルギー源になるだけでなく、人間の60兆個の細胞をつくる材料でもあり、欠かせない栄養素です。
そのため、質の良い脂肪を選ぶことが重要です。
何事もバランスが大切♪自然のものを上手に摂りましょう(^-^)
ちなみに・・・
人間はエネルギーを脂質、炭水化物、たんぱく質からとっています。
総エネルギーのうち、脂質から得られるエネルギーの割合は「脂肪エネルギー比率」と呼ばれています。
この脂肪エネルギー比率が高くなると、肥満やメタボリックシンドローム、心臓病のリスクが高くなるとされています。
脂肪エネルギー比率が高いと、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸もとりすぎている可能性があります。
厚生労働省の調査では、日本人の男性の約2割、女性で約3割が目標量の範囲を超えて脂質を摂取していることが
示されており、この脂質をとりすぎている人の割合がだんだん増えていることが報告されています。
▼「トランス脂肪酸」についてもっと詳しく知りたい方はコチラ ↓↓↓
【参考】農林水産省HP ⇒ http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/
いつもありがとうございます♪
(有)ヤハタ美研 栄養士 八幡篤士央(トシオ)