男の目には糸を引け

開幕３連戦を何とか２勝１敗で乗り切った我がジャイアンツ。「今年は違うぞ。」という面を見せてくれたと思えば、「昨年と全く変っていないなあ。」という面を見せたりと、そのチーム力を今一つ掴み切れないでいる。ジャイアンツが変ったのか否か、真の評価を下すには一通り全てのチームと当たってからという事になるだろう。＊１

ところで、ジャイアンツの選手テーマ曲というのが載っていた。選手が打席に入った際等に流される曲だが、この一覧を見て面食らってしまった。そもそも「ミュージカル・バトン　Ｐａｒｔ１」でも書いた様に、積極的に音楽に触れる生活を送っていない身故、最近の音楽事情には極めて疎い事は自覚していたが、此処に載っている曲で知っているのは僅か５曲だけという有様。洋楽を聞かないという事も影響しているだろうが、自身のおっさん度が急上昇している様で哀しくも在った。

話は全く変るが、近年では「泣きました！」とか「６１年間生きてて良かった！」等、「感動言葉の安売り王」か、はたまた「映画会社の提灯持ち」と化した感が在るおすぎ氏。その兄のピーコ氏も、大物タレントへの気持ち悪い程の追従＆阿りが鼻に付いて仕方ないのだが、それはさて置いて、彼が先日面白い記事を書いていた。

大平正芳氏が首相になった時という事なので、今から２８年前の話だと思われるが、それを報じる新聞写真を見てピーコ氏の父親が次の様な一言をポツリと漏らしたのだとか。

「男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ。」

どういう意味かと言えば、「政治の世界の”良い男”というのは、目が糸を引いた様に細い眼の人が良い。女の様に大きな目の人は政治に向いていない。何故かと言えば、政治家は考えている事を相手に読まれてはならないから、表情が目に出てはいけないから。」


経営者や政治家は目が細く、何を考えているか判らない位が良く、逆に女優等は目で物を言う位なので、鈴の様な大きな目が良いというのだ。

そして今の民主党の面々には、前代表の岡田克也氏や現代表の前原誠司氏、鳩山由紀夫幹事長、そして偽メール問題で世間を騒がせた永田寿康等、目のパッチリした一昔前のイケメン面をした人物が目立ち、”悪い意味での”ナイーブな思慮しか持ち合わせていない様に感じてしまうと。

目だけでどうこう言ってしまうのもどうかとは思うが、確かに彼が言う「昔の政治家の様な、良くも悪くも海千山千といった老獪さが感じられない、何とも幼い顔立ち。」が民主党に目立つというのは頷ける気がする。民主党の次期代表候補には、小沢一郎氏や菅直人氏、河村たかし氏、そして渡部恒三氏の名前が挙がっているが、ピーコ氏の父親の言葉を借りると小沢氏がベストという事になるのだろうか？個人的には河村氏に期待しているのだが。

となると、小泉首相等も政治家に相応しい面相という事になる訳だが（そうは思えないが（苦笑）。）、アフター小泉の面々の顔（麻生太郎氏、谷垣禎一氏、福田康夫氏＆安倍晋三氏）を見廻すと、中では福田氏が面相としてはベストという事になるのだろうか？こちらでは、谷垣氏に期待しているのだが・・・。

＊１　一昨日行われたベイスターズとの第３戦。途中から登板した内海哲也投手（ジャイアンツ）が投じたすっぽ抜けの球が、佐伯貴弘選手（ベイスターズ）の頭上近辺を通り過ぎた事で、両チームの首脳陣＆選手達がグラウンドに詰め寄る騒ぎとなったが、一番目立っていたのは西岡良洋コーチ（ジャイアンツ）に鋭い”眼を飛ばし”て詰め寄っていた牛島監督だった様に思う。”ハマの番長”も真っ青の、ほんまもんの番長ぶりが頼もしかった！？