ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「違うだろう!違うだろう!!違うだろう!!!」

2023年01月14日 | スポーツ関連

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野球殿堂日本のプロ野球等で顕著な活躍をした選手や監督コーチ、又、野球の発展に大きく寄与した人物に対して、其の功績称え顕彰する創設された殿堂。殿堂入りには「競技者表彰」と「特別表彰」が在り、「競技者表彰」は「プレーヤー部門」と「エキスパート部門」に分かれるので、全部で3つの“表彰条件”が存在する。

・プレーヤー部門:プロ選手で、引退後5年を経過して、其の後15年間(但し2009年は、経過措置として4年延長。)の者(詰まり、引退後20年以内の者。)から選出。但し、満65歳以上の者や故人は、5年経過しておらずとも良い。

・エキスパート部門:「引退した監督、コーチ、審判で、引退後6ヶ月以上経過している者。」、又は「上記プレーヤー部門の有資格者だった者で、引退後21年以上(2009年は4年延長。)経過した者。」から選出。

・特別表彰:アマチュア野球の競技者を対象に、選手は引退後5年、監督、コーチ、審判員は、引退後6ヶ月を経過している者。」、又は「プロフェッショナル、アマチュアの組織、又は管理に関わり、野球の発展に顕著な貢献をした者、或いはしつつ在る者。」から選出。、2002年度と2003年度は、新世紀特別表彰として、20世紀の日本野球界の基礎作りに大きく貢献した、野球にの在る著名人に対する表彰も行われた。
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野球殿堂博物館は昨日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のプレーヤー部門では、元ベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏(48歳)、エキスパート部門では元タイガースランディ・バース氏(68歳)、そして特別表彰では作曲家古関裕而氏が選出された。

プレーヤー表彰は有効投票数355票の内、75%(今回は267票)の得票が必要だったが、ラミレス氏は290票(有効投票の81.7%)を獲得、又、エキスパート表彰は有効投票数154票の内、75%(今回は116票)が必要だったが、バース氏は121票(有効投票の78.6%)を獲得したと言う。

今回の殿堂入りの顔触れ、「野球文化向上に大きく寄与した人達。」という事で、全く異存は無い。御三方が選出された事に、心から祝福の表したい。

、気になる点が無い訳では無い。豊田真由子・元衆院議員が言い放ち、流行語にもなった言葉を借りれば、「違うだろう!違うだろう!!違うだろう!!!」【音声】と感じてしまう違和感が在るので。其れは、「バース氏が、エキスパート部門で選出された。」という点に在る。

4年前、元タイガースの田淵幸一氏がエキスパート表彰で選出された際の記事「選ばれて良さそうな人が選ばれていない」で書いたが、「田淵幸一氏が選出されるならばプレーヤー表彰で在り、エキスパート表彰では無い。」という思いが、今でも在る。「選手としては一流だが、申し訳無いけれど、指導者としては評価出来ない。」と自分は考えているので。エキスパート表彰には、「プレーヤー表彰での資格を失ってしまった人達の“救済目的”。」というイメージが在り、田淵氏の場合も「プレーヤー表彰で選出されておかしくないのに、資格を失ってしまったので、其れならばエキスパート表彰で選出し様。」という選出委員達の思惑を感じてしまうのだ。

バース氏の場合、プレーヤー表彰で選出されて然る可きで在り、エキスパート表彰というのは変。恐らくは「プレーヤー表彰で選出するには、NPBでの実働期間“5年”は短過ぎる。」という考えが少なからずの選出委員に在ったのだろう。でも、2年連続(1985年&1986年)で三冠王を記録したというのは物凄い事だし、何よりも「プロ野球ファンをあんなにも魅了&熱狂させてくれた選手が、プレーヤ表彰で選出されなかったというのは理解出来ない。」という思いが在る

プレーヤー表彰の資格を得た初年度に、一発で選出されるべき落合博満氏が“落選”した。」様に、選手としての実績よりも、選出委員の“好き嫌い”が選出に大きく影響している様な所も、個人的には気に食わない。「選手としての実績、そしてプロ野球ファンを何れだけ魅了&熱狂させてくれたか。」を、プレーヤー表彰の選出基準にして貰いたい。今年のエキスパート表彰では、元タイガースの掛布雅之氏が102票(有効投票の66.2%)で次点に泣いた様だが、彼なんかもプレーヤー表彰で選出されて然る可き存在。私生活でのトラブルがプレーヤー表彰で選出を阻んだ気もするが、そうならばとても残念。


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