元衆議院議員で弁護士の白川勝彦氏が幾つかのマスメディアで取り上げられていた。何でも、先月、渋谷の路上で行き過ぎた職務質問をされたのだとか。
白川氏と言えば、政教分離の観点から反創価学会&公明党の言動を繰り返している御仁。それが為に、先の選挙では創価学会&公明党から強烈な”白川潰し”がなされ、落選の憂き目に遭ったと噂されている。票欲しさに、与野党問わず、創価学会&公明党に擦り寄る無節操な議員が多い中、自分の主義主張を旗幟鮮明にしているスタンスは、評価に値するだろう。
そんな白川氏が先月11日の午前中、渋谷の道玄坂を私服で歩いている際に事件は起こった。突然、4人の制服警官に囲まれ、職務質問を受けたという。ズボンのポケットの上等を次々に触られた挙句、「ズボンのポケットの中を見せなさい。財布を見せなさい。」と言われたのだとか。かなり高圧的な物言いだった事もあって、自分が弁護士である事を告げた上で、「警察官職務執行法では、身体検査的に私の体を触る事は許されていない。」と白川氏は切り返した。警官達は「許されている。」の一点張りで、押し問答の末、白川氏は渋谷署に連行される事となった。
補足になるのだが、白川氏は議員時代に国家公安委員長を務めていた人物。つまり、警官達にとっては大ボスの存在だった訳だ。署内で、元公安委員長だった事を初めて明かした白川氏だったが、4人の警官のみならず中堅幹部も信じなかった様だ。その後、副署長が現れて、「白川先生だ!」と気付いたという。
正体が浅見光彦や水戸黄門であると知った時の悪代官達の様に、警官達が狼狽&困惑する姿が目に浮かぶ(笑)。
一連の警察の言動に白川氏は、「数十分も私の行動の自由を奪い、体を触る様な職務質問は警職法からみて違法だし、自由主義社会で許されるはずがない。この様な横暴な職務質問は、日常的に行われている可能性が有る。怒って抵抗して公務執行妨害で逮捕される人が出る危険性も有り、恐ろしい事だ。」と憤慨しているという。*1
以前は、何かとバッシングされる警察官が気の毒で、どちらかと言えば擁護派の人間だった自分。しかし、昨年運転中に、どう考えても言い掛かりとしか思えない反則切符を切られ(時期的に、罰金徴収”強化月間”で”飲み代”を掻き集めていたのではないかと、今でも思っている。)、その理不尽さからアンチ警察寄りに考えを移行した。そんな自分であるが、今回の件は警察サイドにいささか肩入れしたくなるのだ。
当時の格好を白川氏が再現していたが、風邪で3日間風呂にも入らない状態にあった為、髪は乱れた上に、無精髭も生やしていたのだとか。その風体だけで判断するのも何だとは思うが、警官が怪しいと思ってしまう気持ちも判らないではない(^o^;;;。
渋谷のセンター街を歩いていると、昼間でも怪しげな連中がうろついているのを目にする事が多い。中には、堂々と違法ドラッグや不法品を売り捌いている外国人の姿もしばしば見かける。激増する変質者や凶悪犯罪を考えると、或る程度の威圧的な職務質問も仕方ない気がする。職務質問を受けた側の人権もあろうが、もし当該者が犯罪予備軍であった場合、それを見逃す事で被る被害者の人権も有ると思うのだ。
勿論、戦前の”特高”の様に、暴力を前面に押し出して、国民の自由を剥奪する存在は言語道断であるのは言うまでもない。
或る程度の威圧姿勢は仕方ないが、さりとて暴力に及ぶ事は不可という、実に微妙な職務質問のスタンスが、犯罪大国になりつつある日本の警察には求められているのではないだろうか。その線引きが、これ又微妙なのも事実なのだが・・・。
*1 憤慨している白川氏だが、次の様な発言も同時にしている。「私は誰よりも『強い警察』が、日本に必要と思っている。但し、強い警察を作る道は唯1つ『国民から信頼される警察』になる事だ。今回の様な職務質問をしていたら、誰も警察に協力しなくなる。そして警察国家になってしまう恐れがある。」と。
一方的に警察を責めるだけではない、白川氏のバランス感覚の良さを感じてしまった。だが、「強い警察」と「国民から信頼される警察」の両立が難しいのも事実ではなかろうか。
白川氏と言えば、政教分離の観点から反創価学会&公明党の言動を繰り返している御仁。それが為に、先の選挙では創価学会&公明党から強烈な”白川潰し”がなされ、落選の憂き目に遭ったと噂されている。票欲しさに、与野党問わず、創価学会&公明党に擦り寄る無節操な議員が多い中、自分の主義主張を旗幟鮮明にしているスタンスは、評価に値するだろう。
そんな白川氏が先月11日の午前中、渋谷の道玄坂を私服で歩いている際に事件は起こった。突然、4人の制服警官に囲まれ、職務質問を受けたという。ズボンのポケットの上等を次々に触られた挙句、「ズボンのポケットの中を見せなさい。財布を見せなさい。」と言われたのだとか。かなり高圧的な物言いだった事もあって、自分が弁護士である事を告げた上で、「警察官職務執行法では、身体検査的に私の体を触る事は許されていない。」と白川氏は切り返した。警官達は「許されている。」の一点張りで、押し問答の末、白川氏は渋谷署に連行される事となった。
補足になるのだが、白川氏は議員時代に国家公安委員長を務めていた人物。つまり、警官達にとっては大ボスの存在だった訳だ。署内で、元公安委員長だった事を初めて明かした白川氏だったが、4人の警官のみならず中堅幹部も信じなかった様だ。その後、副署長が現れて、「白川先生だ!」と気付いたという。
正体が浅見光彦や水戸黄門であると知った時の悪代官達の様に、警官達が狼狽&困惑する姿が目に浮かぶ(笑)。
一連の警察の言動に白川氏は、「数十分も私の行動の自由を奪い、体を触る様な職務質問は警職法からみて違法だし、自由主義社会で許されるはずがない。この様な横暴な職務質問は、日常的に行われている可能性が有る。怒って抵抗して公務執行妨害で逮捕される人が出る危険性も有り、恐ろしい事だ。」と憤慨しているという。*1
以前は、何かとバッシングされる警察官が気の毒で、どちらかと言えば擁護派の人間だった自分。しかし、昨年運転中に、どう考えても言い掛かりとしか思えない反則切符を切られ(時期的に、罰金徴収”強化月間”で”飲み代”を掻き集めていたのではないかと、今でも思っている。)、その理不尽さからアンチ警察寄りに考えを移行した。そんな自分であるが、今回の件は警察サイドにいささか肩入れしたくなるのだ。
当時の格好を白川氏が再現していたが、風邪で3日間風呂にも入らない状態にあった為、髪は乱れた上に、無精髭も生やしていたのだとか。その風体だけで判断するのも何だとは思うが、警官が怪しいと思ってしまう気持ちも判らないではない(^o^;;;。
渋谷のセンター街を歩いていると、昼間でも怪しげな連中がうろついているのを目にする事が多い。中には、堂々と違法ドラッグや不法品を売り捌いている外国人の姿もしばしば見かける。激増する変質者や凶悪犯罪を考えると、或る程度の威圧的な職務質問も仕方ない気がする。職務質問を受けた側の人権もあろうが、もし当該者が犯罪予備軍であった場合、それを見逃す事で被る被害者の人権も有ると思うのだ。
勿論、戦前の”特高”の様に、暴力を前面に押し出して、国民の自由を剥奪する存在は言語道断であるのは言うまでもない。
或る程度の威圧姿勢は仕方ないが、さりとて暴力に及ぶ事は不可という、実に微妙な職務質問のスタンスが、犯罪大国になりつつある日本の警察には求められているのではないだろうか。その線引きが、これ又微妙なのも事実なのだが・・・。
*1 憤慨している白川氏だが、次の様な発言も同時にしている。「私は誰よりも『強い警察』が、日本に必要と思っている。但し、強い警察を作る道は唯1つ『国民から信頼される警察』になる事だ。今回の様な職務質問をしていたら、誰も警察に協力しなくなる。そして警察国家になってしまう恐れがある。」と。
一方的に警察を責めるだけではない、白川氏のバランス感覚の良さを感じてしまった。だが、「強い警察」と「国民から信頼される警察」の両立が難しいのも事実ではなかろうか。