昨日の記事「記録更新の可能性も」では、タイガースの新人・佐藤輝明選手に付いて触れた。彼が残した数字の凄さを、「歴代の新人王受賞者」の数字と比較した内容。で、今日は“新人王(最優秀新人)”に付いて記してみる。
NPBの選手表彰制度として新人王が設けられたのは1950年で、昨年で71年目という事になる。受賞者が所属していた(いる)チームは、次の通り。
**********************************************************
「歴代の新人王受賞者の所属チーム」
《セ・リーグ》 当該者無しは4年間。
1位:ジャイアンツ(18人)
2位:スワローズ(11人)
3位:ベイスターズ/ドラゴンズ/カープ(各10人)
6位:タイガース(8人)
《パ・リーグ》当該者無しは6年間。
1位:ライオンズ(15人)
2位:ファイターズ(13人)
3位:ホークス(12人)
4位:バファローズ(9人)
5位:マリーンズ(8人)
6位:大阪近鉄バファローズ(5人)
7位:ゴールデンイーグルス(3人)
**********************************************************
投手と野手の内訳で言えば「《セ・リーグ》投手:40人、野手:27人」、「《パ・リーグ》投手:48人、野手:17人」となっている。詰まり、全体ろしては「投手:88人(約66.67%)、野手:44人(約33.33%)」となっており、「新人王受賞は、投手が有利。」という事になる。
新人王は「入団1年目の選手が受賞する。」というイメージが在るけれど、合計132人の受賞者の内「入団2年目以降の受賞者」は27人(約20.45%)居り、1971年の関本四十四氏と1998年の小関竜也氏に関しては、入団4年目での受賞。
江夏豊投手に代表される様に、昔は“良い意味で”ふてぶてしさを感じさせる選手が多かったですね。其れに比べると今の選手は、“しゅっとしたルックス”が多く、昔を知っている人間としては寂しい感じがします。
そんな中、佐藤選手は昔の選手の雰囲気を漂わせる数少ない存在で、そういう意味でも親しみを感じます。
唯、大谷投手もそうですが、見た目はしゅっとしていても、“良い意味で”内面に“ふてぶてしさを秘めた選手は、今でも存在する。そういうプロを感じさせる選手が増えて欲しい物です。
今後とも、何卒宜しく御願い致します。