ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「そりゃそうよ。」

2012年08月23日 | 其の他

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「もし上司から御友達申請されたら・・・?8割以上がSNSで『上司と繋がりたくない』理由」(8月21日、ダイヤモンド・オンライン

 

ネットユーザーの多くがSNSを利用している昨今度々話題に上がるのが、「もし、会社の上司から御友達申請されたら・・・?」という不安だ。IT製品情報サイトの「キーマンズネット」が会員728人に向けてアンケートを行った所、上司からの友達リクエストを「大いに歓迎する。」と答えたのは僅か18%で、82%は「出来れば繋がりたくない。」という結果になった。「歓迎する。」人と、「出来れば繋がりたくない」人の意識は、何処に違いが在るのだろう。

 

キーマンズネットが行った調査の調査期間は、2012年7月12日~7月18日。

 

国内最大手のSNS「mixi」を運営するミクシィが今年6月に出したリリースによれば、mixiのユーザー数は2,711万人。又、セレージャテクノロジー(東京都文京区)が、7月に発表した調査によると、日本Facebookユーザー数は1,004万人(Facebookの広告ツールを使って集計)で、前月比105万人の大幅増だと言う。

 

実名登録制で在るFacebookの浸透により、更に現実的な問題となった「上司からの御友達申請」。「出来れば繋がりたくない。」と考えている82%の人達は、何の様に考えているのだろう。キーマンズネットの調査に寄せられたコメントは次の通り。

 

迚もじゃないけど、プライベートの自分は見せられません。」(30代・男性)

公私けじめは付けるべきだと思う。個人的に付き合って良い上司ならOK。」(40代・男性)

「Facebookでは結構好き勝手言ってるので、上司には見られたくない。って言うか、部下にリクエストするのって非常識。探りを入れてるのかって感じ。御友達となんて思ってないよ。」(50代・女性)

「最近は、腹を割れる上司が少なくなった。熱過ぎるのはウザいが、少しは熱くないと・・・。」(40代・男性)

「職場の人間は、好き嫌いが選べないので御断りしたい。」(40代・男性)

其の人によります。プライベートの話でも盛り上がれる様な上司なら良いですが、人間が判ってからでないと、怖いです。まあ、行きたくなかったら、ゴルフでも何でも断りますけどね。」(40代・女性)

 

「公私混同NG。」、「プライベートの姿は見せらない。」というコメントが特に目立つ。自由な投稿やコメントをし辛くなる事や、職場では見せない様にしている交友関係や趣味が明らかになってしまう事を恐れる人が多い様子。又、「OKな上司と、そうでは無い上司が居る。」というのは気になる意見だ。上司は「仲良くなるに申請した。」と思っていても、部下は「仲良くないから申請を受け付けたくない。」と思っているかもしれない。

 

其れでは、「大いに歓迎する。」と答えた人達のコメントも見てみよう。

 

「普段から言いたい事を言っているので、特に問題無し。嫌いな上司なら別ですが、幸いにもそういう人は少ないので。何方かと言うと、相手から私の方が敬遠されるかも?」(40代・男性)

「会社の上司でも、物判りの良い人、頼りになる人、様々です。人柄の良い上司なら大歓迎です。」(50代・女性)

「御互い様でも在るし、SNSだけで個人の全てが判る訳でも無い。知らなかった面が判る事での面白さも在る。」(60代・男性)

「そういう関係も面白そう。」(30代・男性)

「実名制のFacebook利用なので、知らない人で無ければ・・・。」(40代・男性)

「現在ではネットも公共性の高い場所だという意識を持つ為に、上司が友達で在る事は役立っていると思う。」(40代・男性)

 

此方でも、「OKな上司と、そうでは無い上司が居る。」という意味合いのコメントは目立ったが、「出来れば繋がりたくない。」派との決定的な違いは、SNSをオープンな物と考えているか、そうで無いかだろう。

 

引用したコメントの内、最後の1つからは特に、実名制で在る以上(若しくは、実名制で無くてもネット上で在る以上)、完全なプライベート・エリアでは在り得ない。という意識を感じる。確かに、「友達のみ公開」で日記を書いたとしても、其れが「友達」にコピペされ、何処かに書き込まれる可能性はでは無い。

 

「出来れば繋がりたくない。」派に多かった、「好きでは無い上司とプライベートで付き合いたくない。」という意見。しかし、世界に対して自分の存在を明らかにしているSNSでの言動は本当に「プライベート」なのだろうか。企業に不利益及んだSNSでの炎上騒ぎの多くは、SNSを内輪の場と混同した言動が原因だっただ。

社員のネット・リテラシーを管理する事が企業に求められている。貴方が上司だった場合、「上司からの友達申請を歓迎する部下」と「出来れば繋がりたくない。」と答える部下、何方にリテラシーの高さを感じるだろうか?

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8年前の記事「社員旅行が好きなんて・・・」で書いたが、自分の勤務先は「社員旅行」が無く、其れは好ましい事で在った。「休日、会社の人間、特に上司とは顔を合わせたくない。」というのが、「社員旅行反対派」としての理由だ。だから「社員旅行が好きな若手社員が増えている。」という“当時の記事”には、「本当かな?」と違和感覚えた物だった。

 

自分は、mixiもFacebookも利用していない。何方にもメリットが在るのは判っているのだが、「“自身の情報”を明らかにする事で、自由な投稿やコメントをし辛くなる事や、職場では見せない様にしている交友関係や趣味が明らかになってしまう。」というデメリットを考えると、とても利用する気にはなれないのだ。

 

万が一、mixiやらFacebookを利用“せざる”を得なくなったとしても、気心知れた同僚なら別だが、上司からの「御友達申請」なんか受けたくは無い。今回のアンケート結果、岡田彰布監督の口癖じゃないけれど、「そりゃそうよ。」という感じだ。


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