昨日の新聞に載っていたのだが、大阪市が70歳以上の市民に配っている市営地下鉄&バスの無料パスを有料化して、高齢者に負担を求める方針を決めたという。高齢化と同時に少子化が進み行く日本に於いては、高齢者に或る程度の負担を求めざるを得ないのは仕方ないのかもしれない。ましてや、2002年に「財政非常事態」を宣言した大阪市であれば、無理なからぬ事かと思う。
しかし、理解に苦しむのは、高齢者への切捨て行政を成す一方で、市議には大阪市交通局が独自に無料パスを配布し続ける意向であるという事。何でも、「市議達には、地下鉄やバスの設備や混み具合を視察して貰い、声を聞かせて欲しいから。」というのが交通局の回答だという。*1
もっと呆れるのは、無料パスを貰っている市議達は、本会議や委員会に出席する度に、交通費等の費用弁償として、別途一日一人1万4千円(来年度から1万円。)を貰っているというのである。「交通費の二重支給」以外の何物でもない。更に、元議員も市の一般会計からの費用負担で「特別乗車券」が支給される等、無料乗車出来る状況なのだとか。
職員へのスーツの無償供給の他にも、実態の無い残業費支給や、職員の団体生命共済の掛け金を市が全額負担していた事実が明るみになる等、財政破綻が叫ばれる都市とは思えない話が引きも切らない。
だが、これは大阪市だけの話ではなく、他の都市でも多かれ少なかれ存在する事だろう。官の世界は全く以って異次元世界としか思えない。もっと国民が怒るべきではないか?
*1 東京都の場合は、70歳以上の高齢者が都営交通等を利用出来るシルバーパスを、2000年度から全面的に有料化し、議員の無料パスも1995年に廃止しているそうだ。
又、名古屋市では昨年度から敬老パスに一部負担金を導入した。市議には視察目的で無料パスを提供し続けているが、「市の財政が苦しいのだから自腹で乗る。」と辞退する議員も居るらしい。
しかし、理解に苦しむのは、高齢者への切捨て行政を成す一方で、市議には大阪市交通局が独自に無料パスを配布し続ける意向であるという事。何でも、「市議達には、地下鉄やバスの設備や混み具合を視察して貰い、声を聞かせて欲しいから。」というのが交通局の回答だという。*1
もっと呆れるのは、無料パスを貰っている市議達は、本会議や委員会に出席する度に、交通費等の費用弁償として、別途一日一人1万4千円(来年度から1万円。)を貰っているというのである。「交通費の二重支給」以外の何物でもない。更に、元議員も市の一般会計からの費用負担で「特別乗車券」が支給される等、無料乗車出来る状況なのだとか。
職員へのスーツの無償供給の他にも、実態の無い残業費支給や、職員の団体生命共済の掛け金を市が全額負担していた事実が明るみになる等、財政破綻が叫ばれる都市とは思えない話が引きも切らない。
だが、これは大阪市だけの話ではなく、他の都市でも多かれ少なかれ存在する事だろう。官の世界は全く以って異次元世界としか思えない。もっと国民が怒るべきではないか?
*1 東京都の場合は、70歳以上の高齢者が都営交通等を利用出来るシルバーパスを、2000年度から全面的に有料化し、議員の無料パスも1995年に廃止しているそうだ。
又、名古屋市では昨年度から敬老パスに一部負担金を導入した。市議には視察目的で無料パスを提供し続けているが、「市の財政が苦しいのだから自腹で乗る。」と辞退する議員も居るらしい。
弱者の赤の他人は平気で切り捨て、身内(職員、議員など)には甘い、とまさにお役所の典型的なところを見たようです。
基本的に、書き込みして下さった方のブログへ、直接レスを付けさせて戴く形を取っているのですが、貴ブログが見当たりませんでしたので、こちらに書き込む失礼の段を御許し下さい。
「赤信号、皆で渡れば怖くない」というギャグが在りましたが、「皆で一斉に私腹を肥やすんだったら、まあ良いか。」といった集団心理が根底に在るのでしょうね。官民との差を一番感じるのは、コスト意識の欠落。倒産や首切りの不安に怯える必要が無いムラ社会では、”人の金”をどう使おうが知ったこっちゃないという感じなのでしょう。
信賞必罰を明確にして、もっとコスト意識を持って業務に当たって欲しいのですが・・・。
これからも宜しく御願い致します。
この件に関して,もちろんオツムに血は上るんですが,大阪が相手だからか「やっぱり大阪の奴らは...」と半ば諦めムードです.全ての大阪人が,とは言いませんけど,あまり親しく付き合うと自分が痛い目に会う.調子が良いクセして自分じゃ働かず,口を開けばカネのことばかり.
日本古来の道徳が罷り通らない所,それが大阪ですね.