日本は４位

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「野球の世界ランキング発表、日本は４位」（１月１４日、共同通信）

国際野球連盟（ＩＢＡF）は１３日、過去４年間の主要国際大会の成績に基づく国・地域別の世界ランキングを発表し、日本は４位だった。１位はキューバ。

順位は五輪やワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）、ワールドカップ（Ｗ杯）の成績を得点化して算出。２００６年ＷＢＣで優勝した日本は北京五輪で４位と得点を伸ばせず、五輪で銅メダルの米国が２位、金メダルに輝いた韓国が３位に入った。

５位以下は台湾、オランダ、カナダ、メキシコ、パナマ、オーストラリアの順。

今後の順位は主要国際大会毎に見直され、大会のシードを決める事等には利用されない。
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サッカーで世界ランキングが発表されるのは知っていたが、野球のそれは全く知らなかった。それもその筈で、発表されたのは今回が初めてとか。日本も含めて、その順位はまあ順当と言えよう。前回のＷＢＣで日本代表チームが世界一になったとは言え、多分に運に恵まれた部分が在ったと思うし。今年開催されるＷＢＣ第２回大会で、日本野球の真価が問われる事になろう。

野球関連のニュースで言えば、１３日に本年度の野球殿堂入り者が発表された。競技者表彰のプレーヤー部門では若松勉氏（６１歳）、監督や審判が対象となる同エキスパート部門では故・青田昇氏、特別表彰はファイターズの初代オーナーで在る故・大社義規氏と、日本の野球伝来史研究の第一人者で在る故・君島一郎氏（御家騒動の在ったファッション・デザイナーとは別人。）が選出。

「実際の功績云々よりも、単に“声が大きい”というだけで高評価されてしまわれ勝ち。」なのは球界に限った話では無いが、少なくとも今回の顔触れ（君島氏に関しては不勉強な身故、存じ上げなかったが。）は選出されて然る可きといった感が在る。選手としても凄いが、監督としても厳しい状況下で結果を残した若松氏は、もっと高く評価されて良い人物。ジャイアンツ贔屓は在ったが、それ以上に野球を愛していた青田氏は、もっと早く選ばれていてもおかしくなかった。そしてプロ野球をビジネスとしか捉えていないオーナーが多い中で、野球を心底愛しているのが他チームのファンにも伝わって来た大社氏の選出は何よりも嬉しい。

唯、今年“も”落合博満氏が選出されなかったのは、どうしても納得が行かない。当選必要数に僅か１票足りずに落選したそうだが、昨年の記事「落合博満氏の落選に思う」でも書いた様に、対象者となった初年度に一発で選出されなければおかしいと思う。「選手としては史上最多の「３度の三冠王」に輝き、監督としてもチームを５年間全てＡクラスに導き、内２度はリーグ優勝させている人物。」を２年連続で落選させた野球殿堂とは一体何なのだろうか？

当ブログではこれ迄、選手としても監督としても落合氏を高く評価しているが、別に「落合博満」という人物が好きな訳では無い。「自分は他者と違うんだぞ。」と感じさせる言動は正直鼻に付くし、友達になりたいタイプでは無いのも確かだ。でもプロとしてきっちり結果を残しているし、それに彼の発言に正論性を感じる事が少なくないからこそ、彼を高く評価しているだけの事。

話を元に戻すが、野球殿堂入り者選出の票を投じる人々には、純粋に「結果」だけを見て判断して貰いたい。その人の好き嫌い、人格者だからそうで無いからといった余計な部分を加味すべきでは無い。そういった余計な部分、つまらないメンタリティーを“球界人”の間から取り除いて行く事“も”、日本野球の世界ランキングを上げる為に必要な一要素ではないだろうか。