「東池袋自動車暴走死傷事故」発生から2年経った。暴走した車で次々と歩行者を撥ね、合計11人を死傷させたI氏(89歳)への被告人質問が行われた。I氏が問われている罪は「自動車運転処罰法違反(過失致死傷)」だ。
旧通産省工業技術院の元院長で在るI氏には、事故発生以後、「様々な“優遇措置”が取られているのではないか?」という批判がされて来た。「“権力者”に対して“忖度”が働き、様々な“優遇措置”が取られる我が国。」なので、強ち方向違いな批判では無い気もするけれど、今回の記事で其の点を論じる気は無い。
今回の事故、「暴走した車に関する不具合の有無。」と「(事故発生時)I氏の安全運転能力の有無。」が大きな問題になると思う。後者に関して言えば、「I氏が、自身の安全運転能力に少しでも不安を感じていた。」ならば、「不安を感じてい乍ら、運転していた。」事になる訳で、より重い罰が課せられるだろう。
“推定無罪”の大原則が在るので、「ああだこうだ。」は言えないのだけれど、事故発生以降のI氏の発言を聞いていると、「如何に責任を回避するか。」に汲々としている気がする。「ブレーキを踏んだのに、車が加速した。車の不具合が事故原因だ。」と、一貫して「自分に罪は無い。」と訴えている。今回の被告人質問でも、「ブレーキを踏み続けたのに加速した。目視したら、アクセルが床に張り付いていた。」という趣旨の主張をしている様だが、あんなにも猛スピードが出ている状態で、本人も認めている様にパニック状態になっていたというのに、「アクセルが床に張り付いていたのを目視で確認した。」なんて余裕が生まれるだろうか?スローモーなんて表現では言い表せない程、尋常では無いよたよた歩きしか出来ない御仁なのに。
事故後、被告の車を鑑定した警視庁の警察官によると、「暴走を引き起こす様な不具合は無かった。」と証言している。車載の記録装置に残っていたデータにも、車が勝手に加速したり、ブレーキが掛からなくなったりした形跡は無く、被告の車がブレーキ・ランプを点灯させず、暴走している様子も目撃されているとか。全面的に「車の不具合が事故原因。」と主張しているのだから、当該車のメーカーは妙な忖度せずに、「自社の信頼性を守る為。」にもI氏を訴えるべきではないか?
又、今回の被告人質問でI氏が執拗に訴えていたのは、「自分は問題無く、安全運転が出来る能力を有していた。」という点。自分には「より重い罰が課せられない為の回避策。」としか思えなかった。悪い意味での“官僚体質”が感じられ、「“信”を置けない人だな。」という思いが。こんな人によって被害を受けた人達、特に亡くなられた母子と御遺族が気の毒でならない。
“止ん事無き家”(自分はそう思わないし、嫌いだけれど。)の女性と結婚し様と目論んでいるK氏と其の母親に対しても、「“信”を置けない人達だな。」という思いが在る。“借金”なのか“貰った金”なのかは別にして、困窮している時に散々世話になった人物に対し、感謝の欠片も感じられ無いから。感じられるのは、「自分達は正しく、相手が100%間違っている。」という思いだけ。報道されて来た事柄が事実“ならば”、「常に金蔓にしがみ付き、徹底的に金を毟り取る。」という母子のスタンスしか見出だせず、「“止ん事無き家”の関係者となり、一生、金も名誉もしゃぶり尽くしたい。」という思いが見え見え。だからこそ、多くの国民が不快さを感じているのだと思う。「遺族年金の不正受給疑惑」や「贈与税の脱税疑惑」、「反社会的勢力との交際疑惑」、「学生時代のK氏による執拗な虐め疑惑」、「理解不能な優遇措置の数々」等々、「良くもまあ、こんなに次々と疑惑が明らかになる物だ。」と呆れ返ってしまう人達に、結果として我々の大事な血税が注ぎ込まれるのは大反対。結婚するのは自由だが、其れならば「血税から、一切金を受け取らない。“止ん事無き家”を利用し、金儲けをしない。」事を明言すべきだ。
「国民民主党所属の衆議院議員のYさんが、“議員パス”を私的に使っていた。」事が週刊文春に報じられ、Yさんは事実を認めた上で謝罪した。私的利用での訪問先には、4年前にW不倫が問題となった男性の自宅も含まれていたとか。議員パスの私的利用は過去に何度も問題となっており、好い加減厳しい対策を取るべきだ。「普段、人に対して厳しい追及をしている人は、自身をより厳しく律しなければいけない。」というのに、Yさんの甘さには呆れて物が言えない。
過去に何度か書いているけれど、“男女間の問題”は明らかに違法行為で無い限り、他者がああだこうだ言うべき物では無いと思っている。小さい頃から「人の物を取るのは泥棒で、絶対にしてはいけない!」と教えられて来た身なので、不倫という行為には嫌悪感しか無いけれど、上記した理由から其の事を云々指摘する気は無い。
唯、4年前にW不倫が問題になった際、しれっと「男女の関係では無い。」と否定していたのに、以降も関係が続いていた事に呆れてしまうし、相手方の元妻(W不倫発覚後に離婚。)が昨年自殺していた事を知るに到っては、「そんな状況になっても、相変わらず関係を続けていた。」事が、本当に不快。彼女に対して在るのも、「“信”を置けない人だな。」という思いだけだ。
事故後に現場検証に立ち会うⅠ氏の姿は、実に衝撃的でした。よたよた歩きなんてレヴェルでは無い、「良くぞこんな体で、運転を続けていたなあ。」と呆れ返ってしまった。
過疎地等、車が無ければ生活出来ない場所ならば仕方無いけれど、都会で、彼の身体での運転は、家族が何としても止めるべきでしたね。
脳の病気、自分も其の可能性を考えました。でも、事故直後、警察等に電話するのでは無く、息子に電話を掛けて「事故を起こしてしまった。どうしたら良いか?」と尋ねているI氏の姿が目撃されていますし、法廷での遣り取りを見る限りでは、少なくとも“其れなりの判断能力”は在る様です。実際、彼の知人と称する人物がニュース番組で、「肉体的な面は衰えていたけれど、頭は非常に確りしている。」と証言していました。
前皇后が皇室に入った際、某女性皇族が「此れで皇室も終わりだ。」と言い放ったとか。「何様?」と個人的には思ってしまう訳ですが、前皇后は色々虐めにも在った様ですけれど(マスコミ報道では「御優しい方。」と不気味な程に持ち上げられていた前々皇后から、可成りいびられた様です。)、良くも悪くも“国民の目”を非常に意識し、“嫌われない皇室”というのを軌道に乗せたと思います。
K氏と其の母親に関しては、“全く根も葉も無い疑惑”ならば、逸早く否定すれば良いのに、其れすらもしない。近年、「自分さえ良ければ、他の人の事なんか知った事では無い。」という風潮が強くなっている気がするのですが、其の象徴の様な人達という感じが、個人的にはしております。
K氏の母親の元婚約者なる人物に対し、自分も悠々遊様と同じ疑問を持っていたのですが、録音された遣り取りを聞く限りでは、“非常に気の弱そうな小父さん”という感じで、一時期は返金を諦めていたのかも知れませんね。でも、相当暮らしが厳しい様で、「今ならば返金して貰えるかも?」と思った可能性は在ります。
K氏と其の母親に対しては強い嫌悪感しか無い自分ですが、1つだけ彼等の“功績”を挙げるとしたら、「彼等を批判する事で、其の先に存在する皇室をディスれる環境を作ってくれた。」という事でしょうか。
いずれも困った人たちですね。
でもちょっと見方を変えればまた別の面が見えてくるかもしれません。
池袋事故のI氏は、言い逃れで言っているのでなく、ひょっとして「本気」でそう言っているとしたら、彼は嘘をついているのではなく、ありえないことでも自分ではそう思い込んでしまう、脳の病気かも知れません。
皇族との婚姻問題で総スカンのK氏親子では、元婚約者の言い分が先に出て心証が悪いうえ、皇族との婚約の話題もあり、「一般人」のやっかみもバッシングに繋がっているかもしれません。
先の天皇の后となった方は民間の出という事で、国民からは歓迎されましたが、元皇族たちからはいろいろ圧力があったという話も昔聞いたことがあります。
戦後皇族を離脱「させられた」元皇族にも、年頃の娘が何人もいるのに、なぜ民間人なのかと。
またK氏の母親の元婚約者はマスコミ論調では「善意の人」として扱われてるようですが、なぜ皇族との婚約が表面化した段階で、マスコミに借金問題をリークしたのでしょうか。それまでにも例えば民事裁判にするなりして、後腐れなく決着できる手段もあったと思うのですが。
先に聞いた方の言い分、先に読んだ学説の方を信用してしまう傾向は私にもありますから、私の心象もどちらも限りなく黒に近い灰色なんですが、マスコミで流れる情報だけしか知らないので、なるべく決めつけはしたくないと、自分の中で反論を組み立てたりしています。
たぶん天邪鬼なんでしょうね(苦笑)。