「此の前、街歩いとったら、こんな事が在ったんですよ。」と、“日常生活で見聞した面白い話”を、笑福亭鶴瓶氏は良くする。昔は彼が此の手の話をすると、「日常生活で面白い話が、そんなに転がっているか?作り話じゃないの?」と思った物。少なくとも自分は、日常生活で面白い話を見聞する事は、そう無かったので。
でも、“今”は「鶴瓶氏自身が、本当に見聞した話だったんだろうなあ。」と思ったりする。と言うのも、「面白い話って、日常生活で結構転がっている。」から。要は「どんな状況下でも、自身のアンテナを張り巡らしているかどうか。」に掛かっているのだ。
ブログを開始して以降、「今日は、どういう記事を書こうかな。」と考える様になった。そうなると、日常生活でアンテナを張り巡らす習慣が付いた。そうなると、其れ迄なら気にもならなかった様な事でも、気になる様に。「見たり聞いたりする時、より注意を払う様になり、“新たに見えて来たり感じられたりする物”が出て来た。」のだ。
昔、「ファミレスで隣のテーブルに座ったカップルが、ずっと無言の儘、互いにスマホのメールで“会話”し続けていた。」事を書いた。「女性がスマホを弄り、メールの送信音が聞こえたと思ったら、男性のスマホの着信音が鳴る。其れを見た男性が「プッ!」と吹き出し、そしてスマホを弄って、メールの送信音が鳴り、女性のスマホの着信音が鳴る。其れを見た女性が・・・。」という繰り返しだったので、“風変わりな会話”に気付いたのだ。アンテナを張り巡らす癖が付いていなかったら、気にもしていなかったかも知れない。先日の記事「見た目で判断」で書いた経験も、又、同様だ。