ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

歴史を振り返る

2012年03月03日 | 歴史関連

今日「3月3日」は「雛祭りの日」で在り、「耳の日」でも在る。「『3』という数字が、耳の形に似ている事。」、そして「み(3)み(3)という語呂合わせ。」も在って、3月3日が耳の日に選ばれたと言われている。3月3日」という数字の並びから「みみ」という語呂合わせを思い浮かべ、「嗚呼、今日は耳の日だ。」と思う人も居る事だろう。

 

語呂合わせでは無く、「月日の数字の並び」で特定の事柄を思い浮かべるケースも在る。先月の話になってしまうが、「2月26日」なんぞも、そういったケースだろう。クーデター未遂事件「二・二六事件」は、1936年2月26日に発生した。

 

近年、2月26日に「二・二六事件」を取り上げるメディアが減って来ている感は在ったが、今年は「二・二六事件」を取り上げるメディアに出くわさなかった。単に自分が見聞するメディアが取り上げなかっただけで、他のメディアでは取り上げていたのかもしれないが、少なくともメインのメディアではスルーしていた様に感じる。

 

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どんな世界でも、其の中で仕事をするのなら、其の世界や組織の成り立ちから謙虚に学び、先輩達が残した財産を継承して行く姿勢が大切なのではないか。歴史を学べば、其れを築いて来た先輩達が何を考え、どんな業績を残したのかも判る。成功例だけでは無く、失敗例も幾つも在るだから、歴史を学ぶ事は、同じ様な失敗を繰り返さない事にも繋がる筈だ。

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落合博満氏が、自身の著書「采配」の中で記していた文章だ。「過去を振り返っても、全く意味が無い。」と歴史を軽んじる人も居るが、自分は「其れは違う。」と思っている。「歴史を学ぶ事で、先人達が犯し過ちを繰り返さないで済む可能性が高まるし、又、新たな物の見方が出来る様になる事も在る。」と考えているので。なので、落合氏の主張には共感を覚えた。

 

「自身の考える『正義の形』のみが唯一無二的に正しく、其れと違う考えの持ち主を“排除”するのは当然の事。」と“思い込み”、クーデターを起こそうとした青年将校達。クーデターは未遂に終わったものの、其の後は軍部の暴走を許す事になり、泥沼の戦争へと突入していった歴史を、我々は忘れてはいけないと思う。其の意味で、歴史を振り返る糸口の1つ「二・二六事件」を今年の2月26日、取り上げるメディアに出くわさなかったのは残念だった。


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6 コメント

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マラソンしてたものね・・・ (おりがみ)
2012-03-03 11:43:31
今年の26日は東京マラソン。
実はコソーリ見に行ってまして、交通規制で車の通らない霞が関界隈。
プレスセンター前から国会議事堂方面を見たら戒厳令っぽかったですよ。
マラソンコースのランナーは平和そのもの。
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>おりがみ様 (giants-55)
2012-03-03 19:32:57
書き込み有り難う御座いました。今回は此方にレスを付けさせて貰います。

そう言われてみれば、2月26日は東京マラソンが行われた日でしたね。ランナー達の頑張りに一喜一憂するというのは、本当に平和で在ればこその事。其れは其れで幸いでは在るのだけれど、メディアで「二・二六事件」に関して取り上げられなかった事で、益々「我々とは全く無関係な過去の出来事」という位置付けに追い遣られてしまった様な残念さを感じました。
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Unknown (マヌケ)
2012-03-05 09:28:27
話してもわからないから最後は力でぶつかり合うというのが戦争なのでしょうけど、「話せばわかる」に対して「問答無用」で切り返されては処置なしです。 聞く耳をもたない人間は歴史を振り返っても都合のよい解釈しかしないかもしれません。
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>マヌケ様 (giants-55)
2012-03-05 10:03:51
書き込み有り難う御座いました。

色んな主張や主義が存在するからこそ、世の中は面白い。とは言え、他者の主義&主張を全て弾圧し、自らの主義&主張を強いるという人が圧倒的多数になってしまうのは、どう考えても良い事では無い。「我々の考えの賛成か否か踏み絵させる。踏まない人間は、沈み行く船に乗れ!」という某政治家のスタンスも、二・二六事件の青年将校的な発想が感じられ、正直怖さを感じます。
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226 (AK)
2012-03-06 14:12:25
誰かを「国賊!」「御用ナントカ!」「米帝の手先!」「小ブル!」など排除するようなことを好んで使う勢力は結果として「物言わぬ大多数者」に嫌われてしまう結果を見るのです。
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>AK様 (giants-55)
2012-03-06 14:21:11
書き込み有り難う御座いました。

「社会保障と税の一体改革に向けた消費税増税」に関して野田首相が、「どうやって共通理解に持って行くかが問われている。『誰が悪者で、私は正しい。』と抵抗勢力を作る手法は取らない。」と衆院予算委員会の質問で答えたとか。「増税先ず在りき。」という前のめりなスタンス等、疑問を感じる点も少なくない野田首相だけれど、「抵抗勢力(仮想敵)を作る手法は取らない。」というのが本音ならば、此れは評価出来る。

自らの主張&主義と寸分でも違うと、やれ「極右」だ「極左」だ「売国奴」だと批判するのは、本当に不毛以外の何物でも無いので。
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