(追記:今回取り上げた件、此の記事を書き終えた後、ネット・ニュースでも取り上げている事が判った。内容を読んでみると、最初に書いた内容と“時間”や“言っていた事”等が少し違っていた。当該場面は“生”で見ており、録画をしていなかったので、違いが出てしまったのだ。なので、ネット・ニュースに書かれている内容を元に、違っていた部分を書き直した事を御了承戴きたい。)
昨夜(正確に言えば「6月7日0時35分~」)、フジテレビ系列のスポーツ・ニュース番組「S-PARK」を見ていた時の事。番組後半、スポーツ・ニュースが終わり、ニュース・コーナーへと切り替わる際、トラブルが発生した。スタジオにはフィールド・キャスターの黒瀬翔生氏と鈴木唯さんが居り、鈴木さんが「此処からはニュースです。」と言った後、画面が報道センターには切り替わらなかったのだ。機械トラブルが発生した様で、こういう事は別に珍しくは無い。
「画面が切り替わらずにずっと両キャスターを映していたのが1分40秒位、其の後に報道センターに切り替わるも、15秒位で再び両キャスターの画面に戻ってしまい、30秒位其の儘。」という感じで、要するに「2分位、機械トラブルが発生していた。」のだ。で、酷かったのは、黒瀬&鈴木両キャスターの対応。鈴木さんは「失礼致しました。えー、今、只今、一寸トラブルが続いております。機械トラブルが発生しており、申し訳御座いません。」、「切り替わらない様ですが、どうしましょうか?」、「再び機械トラブルが発生しました。申し訳御座いません。」と言う位で、後はキョロキョロしたり、固まった状態で無言状態。黒瀬氏は更にケアが無く、2人揃って「静止画像かよ!」と突っ込みたくなる程に無言状態が続き、2分位の間、何も出来ていなかった。
新人アナウンサーならば仕方が無いけれど、黒瀬氏は今年で4年目、鈴木さんは5年目なのだから、もっと増しな対応は取れなかったか?別の話をして“場”を繋ぐなりしないと、“プロ”として失格だ。
20年位前になるが、品川庄司が出演する“生放送”を見た。御笑い好きの間ではそこそこ名前が知られる存在にはなっていたけれど、一般的な知名度は決して高くなかった当時の2人。「新番組の打ち合わせ」という事で狭い個室に呼ばれるも、2人だけ残して、部屋は外から鍵を掛けられてしまう。そして「新番組の打ち合わせとは全くの嘘で、実は彼等の姿が生放送で現在流されている事。」が室内のスピーカーにて明らかにされ、「台本も全く無い中、時間内(確か30分番組だったと思う。)に2人で面白い事をする様に。」との指示が彼等に与えられたのだった。で、彼等がどうしたかと言えば、「えー、どうしよう、どうしよう。」とアタフタするだけで、結局、番組は最後迄そんな感じで終わってしまったのだ。「こんなに機転が利かず、面白い事を1つも言えない様では、御笑いタレントとして失格。早晩、消えるな。」と思ったもの。20年程経ち、彼等は消える事無く、其れなりの存在では在る。「早晩、消える。」という自分の読みは外れた訳だが、彼等が御笑いの世界で“上位”に在るとは言えず、申し訳無いけれど“其れなりの存在”なのだ。
「不測の事態に直面した際、臨機応変な対応が取れるか?」というのは、其の人物の力量を図る基準の1つ。数多くの人物を見て来たけれど、「超一流となった人は概して、若い頃から充分では無いにしても、臨機応変な対応力が備わっている。」様に思う。黒瀬&鈴木両キャスターには、もっと臨機応変に対応出来る技術を磨いて貰いたい。