以前にも書いたが、「通知表の所見欄には、マイナス・イメージの表現を避け、プラス・イメージの表現に置き換えて記す。」所が増えていると聞く。「児童を傷付けない為。」とか「保護者からのクレームを避ける為。」とか色々言われているが、小学校の頃の所見欄に「落ち着きが無い。」とか「悪戯が過ぎる。」等、マイナス・イメージの言葉を並べ立てられた身としては、隔世の感が在ったりする。
具体的に言えば「落ち着きが無い→活発」、「協調性が無い→独立心が強い」、「我が儘→自由闊達」なんぞと置き換えるらしい。(記した)教師が真に言わんとしている事を忖度すると、“態とらしい置き換え”に笑ってしまう。「物は言いよう。」という事だ。
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「『物は言いよう』だと思うフレーズ・ランキング」(gooランキング)
1位: 「デブ→ぽっちゃり」(37.0%)
2位: 「無職→家事手伝い」(27.6%)
3位: 「ブス→愛嬌の在る顔」(25.6%)
4位: 「(アイドルの)脱退→卒業」(24.6%%)
5位: 「老けている→大人っぽい」(21.6%)
7位: 「ダサい服→個性的なファッション」(16.2%)
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老け顔だったので、子供の頃から「大人っぽい。」という“置き換えた言われ方”を、良くされていた。なので、自分の中では5位の「老けている→大人っぽい」がパッと頭に浮かぶ。
他の項目も「成る程。」という感じだが、4位の「(アイドルの)脱退→卒業」には、思わず笑ってしまった。“国会用語”だと、「何もする気在りません。→可及的速やかに行います。」なんていうのが在る。