昨日行なわれた「ジャイアンツv.s.カープ戦」の先発は、ジャイアンツが新人の金刃憲人投手、そしてカープは大エースの黒田博樹投手だった。嘗て自分が好きだった西本聖投手の様に気迫を前面に押し出して熱投する黒田投手は、ライバル・チームの投手で在りながら惚れ惚れとしてしまう存在。「そんな大エースと投げ合うのは、金刃投手にとって荷が重過ぎる。こりゃあ今日は、ジャイアンツの惨敗に終わるだろうな。」というのが試合前の自分の思い。
1回表のジャイアンツの攻撃時、一死満塁という予想外のピンチを迎えた黒田投手だったが、打席に迎えた二岡智宏選手をダブルプレーに打ち取り、無失点で切り抜けたのは大エースの貫禄で在り、「これが今日の試合のターニング・ポイントという事になりそうだな。嗚呼、やはりジャイアンツの負けは濃厚だ。」と思ったジャイアンツ・ファンも多かった事だろう。
4回裏のカープの攻撃で、今季絶好調の新井貴浩選手にソロホームランを打たれ、先に失点してしまった金刃投手。2回以降、黒田投手の前に味方打線が沈黙を続けていた事も在り、嫌な思いは増すばかり。前回のプロ初先発では、ドラゴンズ打線を相手に5回3分の1を1失点で抑えたものの、後を継いだ投手が打ち込まれた事でプロ初勝利を逃してしまった悪夢も頭を過った。
しかし勝負を捨てずにその後も粘り強く投げ抜く金刃投手の姿に、ジャイアンツの打撃陣も奮起を促されたのだろう。7回表のワン・チャンスを金刃投手の代打・木村拓也選手が見事にモノにし、ジャイアンツが2点を奪って逆転に成功。9回裏に抑えで登場した豊田清投手が”相変わらず”ハラハラさせる投球でピンチを迎えるも、何とかかんとかカープ打線を抑え込み、金刃投手に待望のプロ初勝利をもたらした。
自分自身が学生時代に父親を病気で亡くした為、どうしても同じ様な境遇の人間に強い思い入れを持ってしまう。金刃投手は今年2月のキャンプ中に母親を膵臓癌で亡くしている。プロのマウンドで初勝利を掴む息子の姿をさぞかし見たかっただろうし、金刃投手としても母親に見せたかった事だろう。そんな思いが痛い程判るだけに、彼には一日も早く初勝利を達成して欲しかった。
ヒーロー・インタビューでは「初勝利を誰に報告したいですか?」との問いに、「母に一番早く報告したい。投げる時は(母の)写真を持ち、遠征も一緒にしているので。本当に母に助けられました。母に『有難う。』と言いたい。」と答えた金刃投手。視聴者を泣かせようとしているインタビュアーの企みは理解しているものの、目頭がジーンと熱くなる自分が居た。
試合前の失礼な”予想”を謝すると共に、金刃投手には心から祝福の言葉を送りたい。
プロ初勝利、本当におめでとうございます!貴方の投げっぷりに、往年の西本聖投手の姿を重ね合わせて見ていました。これからも熱投で、ファンを魅了して下さい。
1回表のジャイアンツの攻撃時、一死満塁という予想外のピンチを迎えた黒田投手だったが、打席に迎えた二岡智宏選手をダブルプレーに打ち取り、無失点で切り抜けたのは大エースの貫禄で在り、「これが今日の試合のターニング・ポイントという事になりそうだな。嗚呼、やはりジャイアンツの負けは濃厚だ。」と思ったジャイアンツ・ファンも多かった事だろう。
4回裏のカープの攻撃で、今季絶好調の新井貴浩選手にソロホームランを打たれ、先に失点してしまった金刃投手。2回以降、黒田投手の前に味方打線が沈黙を続けていた事も在り、嫌な思いは増すばかり。前回のプロ初先発では、ドラゴンズ打線を相手に5回3分の1を1失点で抑えたものの、後を継いだ投手が打ち込まれた事でプロ初勝利を逃してしまった悪夢も頭を過った。
しかし勝負を捨てずにその後も粘り強く投げ抜く金刃投手の姿に、ジャイアンツの打撃陣も奮起を促されたのだろう。7回表のワン・チャンスを金刃投手の代打・木村拓也選手が見事にモノにし、ジャイアンツが2点を奪って逆転に成功。9回裏に抑えで登場した豊田清投手が”相変わらず”ハラハラさせる投球でピンチを迎えるも、何とかかんとかカープ打線を抑え込み、金刃投手に待望のプロ初勝利をもたらした。
自分自身が学生時代に父親を病気で亡くした為、どうしても同じ様な境遇の人間に強い思い入れを持ってしまう。金刃投手は今年2月のキャンプ中に母親を膵臓癌で亡くしている。プロのマウンドで初勝利を掴む息子の姿をさぞかし見たかっただろうし、金刃投手としても母親に見せたかった事だろう。そんな思いが痛い程判るだけに、彼には一日も早く初勝利を達成して欲しかった。
ヒーロー・インタビューでは「初勝利を誰に報告したいですか?」との問いに、「母に一番早く報告したい。投げる時は(母の)写真を持ち、遠征も一緒にしているので。本当に母に助けられました。母に『有難う。』と言いたい。」と答えた金刃投手。視聴者を泣かせようとしているインタビュアーの企みは理解しているものの、目頭がジーンと熱くなる自分が居た。
試合前の失礼な”予想”を謝すると共に、金刃投手には心から祝福の言葉を送りたい。
プロ初勝利、本当におめでとうございます!貴方の投げっぷりに、往年の西本聖投手の姿を重ね合わせて見ていました。これからも熱投で、ファンを魅了して下さい。
昨年&一昨年のセ・リーグは、一つのチームが開幕かダッシュに成功して他の5チームをグンと突き放すも、交流戦を境に急降下するという状況でしたよね。今季はドラゴンズが予想以上の強さを見せて開幕から猛ダッシュ・・・と思いきや、ここ数試合はまさかの負けが続き、結果的に6チームがドングリの背比べという様相になっているのがこれ又意外では在ります。
”裏ローテーション”の3投手が頑張りを見せてくれたのはジャイアンツ・ファンとしては嬉しいのですが、相手チームの投手の出来が良かったにも拘わらずジャイアンツが勝てたという点は不安を感じなくも在りません。一つ間違えればジャイアンツも同じ状況に陥り兼ねない訳ですから。
それにしても黒田投手が投げる試合は、何故あれ程迄にカープ打線が沈黙してしまうのでしょうね。投げるテンポが悪い投手の場合に味方打線が点を取れないというのは得てして在る事ですが、黒田投手の投球は小気味が良いのに・・・。敵チームながら、見ていて気の毒でなりません。
今季はセ・リーグもパ・リーグも団子状態で、どのチームも混戦を抜け出せそうで抜け出せない展開。自身の贔屓チームが抜け出せないというのはイライラするものの、それだけ毎日の試合が気になるという意味で野球への関心度がより高まるという面も在りましょうね。球界が盛り上がる為には、現状を良しとせねばならないのかも(苦笑)。
火~木のジャイアンツの先発陣は、1年通しての実績の無い姜投手、ルーキーの金刃投手、病み上がりの木佐貫投手という完全な”裏ローテーション”であり、緒戦の姜投手で落とすと3タテの危険性が高まるという体たらく。
ただ、金刃投手にしろ木佐貫投手にしろ、「折角つかんだ先発の座を手放したくない」、「勝ち星を重ねてチームの優勝に貢献したい」等といった今年にかける執念や勝利への飢えを持っており、そのために勝利をつかめる事が出来たと思っています。
ただその一方で、水曜の黒田投手といい、木曜の青木高広投手(ルーキー)といい、先発として充分な投球内容を見せており、どうも味方打線のつながりの無さに泣かされたという側面があると思うのですよ。
今年のカープは、ナックルボーラー1人を除く投手陣全員が良い仕事をしている反面、打線の調子が中々上向かず、ジャイアンツファンの私から見てももどかしさを感じてしまうほどです。
しかし裏を返すと、打線の調子が上向けば、カープが今年のセ・リーグにとって”台風の目”に成り得るのではないのでしょうか。
ここ数日、当初独走気味だったドラゴンズの調子が思わしくなく、タイガースも先発が長いイニングを投げられずにJFKに頼りがちな上にベイスターズに苦杯を舐めさせられ、どうも雲行きが怪しくなってきました。
ベイスターズもカープも良い物を持った選手達が揃っており、戦力不足のイメージのあるスワローズも、「チームを勝たせるノウハウ」を知っている上に、飯原内野手の様な「思わぬ孝行息子」出現の予感がしますので、プレーオフ出場が確実視されているドラゴンズやタイガースをも巻き込んでいけば、今年のセ・リーグは”戦国セ・リーグ”と成り得るでしょう。
金刃投手、いや、今年のジャイアンツは、そんな”戦国セ・リーグ”の渦中を泳ぐ事になるのかもしれません。
松坂が負けて、
イチローが無安打!
中日が連敗で、
阪神と巨人が連勝!!
う~んたのしめませんなぁ~。
巨人も、阪神も、怖いですなぁ~。
中日も巨人の金刃のように、孝行むす子がでないとね。