普段は、付和雷同的に流行り物に飛び付く者に冷やかな視線を浴びせている自分だが、今日は逆の立場にあった。2月11日、そう吉野家が1年ぶりに1日限り牛丼を復活させると聞いて、居ても立ってもいられずに買いに行ってしまったのだ。
飼っているワンコが病気になって以降、食の重要性を痛感し、無農薬野菜やら無添加食品等を意識的に食している自分だが、幼少時から慣れ親しんで来たジャンクフードは止める事が出来ないでいる。牛丼も好きなファースト・フードの一つ。特に吉野家の牛丼は大好きで、しばしば食していた。牛丼チェーンは幾つか在るし、「”吉牛”は味付けが濃く、下品。」と他の牛丼チェーンを好む者も居るが、自分はあの下品とも言える味付けが大好きなのだ。だから、1年前に吉野家が牛丼販売を停止した際は、非常に残念だった。”禁断症状”が出て、仕方なく他の牛丼を何度か食したが、やはり”吉牛”には及ばない味だった。
今日の11時から販売という事だったので、昼前に近所の吉野家に車で向かったのだが、店近くの幹線道路は激しい渋滞を起していた。パトカーの赤いライトが見えたので、事故による渋滞かと思ったが、店に近付くにつれ、駐車場に入る為に一時停車している車が渋滞を引き起こしており、それを強制排除する為にパトカーが来ている事が判った。仕方無いので、わき道に入り、かなり離れた場所に車を停めて店に向かった。
嫌な予感は的中。店の前には100人近くの人の列が出来ていた。最後尾に並び、「こりゃあ、相当待つな。」と覚悟を決めて、改めて列の人達を見渡すと老若男女幅広い層が並んでいる。ニュースに煽られて、取り敢えず飛んで来た人も居るのだろうが、牛丼の根強い人気を思わずにはいられなかった。
30分程寒空の下で待っていると、中から店員が出て来て、「御客様が大勢御出でになられた為、御飯の釜が壊れてしまいました。直るのに20分程かかってしまいますので、申し訳御座居ませんが、御了承下さい。」とアナウンス。「えー!」という声が上がるも、「まあ、仕方ないな。」といった声が溢れていた。これ程迄待たされて、尚且つまだかなり待たなければいけない状況にあるのに、待っている人達の顔に苛立ちが見受けられず、何かウキウキした表情すら見られたのは不思議な感じだった。
社会主義国家で配給を待つ人々ってこんな感じなんだろうなあと思いながら、並ぶ事1時間10分。やっとの事で、買う順番が廻って来た。一人4個迄という事だったので、今日&明日分の2個買うつもりで居たのだが、これだけ並んだのだからもう1回分余計に牛丼を堪能したいという欲求が沸き、大盛りを3個購入した。何とも言えない幸福感。市井の貧乏人の一人としては、この程度の事でも幸福感を覚えてしまう哀しさ(^o^;;;。早速、帰宅して1個を味を噛み締めながら食した。やはり、吉牛最高である。
BSE問題の安全策が確立され、一日も早くアメリカ産牛肉の輸入再開が望まれる。食したい時に、牛丼が食せる日が待ち遠しい。
飼っているワンコが病気になって以降、食の重要性を痛感し、無農薬野菜やら無添加食品等を意識的に食している自分だが、幼少時から慣れ親しんで来たジャンクフードは止める事が出来ないでいる。牛丼も好きなファースト・フードの一つ。特に吉野家の牛丼は大好きで、しばしば食していた。牛丼チェーンは幾つか在るし、「”吉牛”は味付けが濃く、下品。」と他の牛丼チェーンを好む者も居るが、自分はあの下品とも言える味付けが大好きなのだ。だから、1年前に吉野家が牛丼販売を停止した際は、非常に残念だった。”禁断症状”が出て、仕方なく他の牛丼を何度か食したが、やはり”吉牛”には及ばない味だった。
今日の11時から販売という事だったので、昼前に近所の吉野家に車で向かったのだが、店近くの幹線道路は激しい渋滞を起していた。パトカーの赤いライトが見えたので、事故による渋滞かと思ったが、店に近付くにつれ、駐車場に入る為に一時停車している車が渋滞を引き起こしており、それを強制排除する為にパトカーが来ている事が判った。仕方無いので、わき道に入り、かなり離れた場所に車を停めて店に向かった。
嫌な予感は的中。店の前には100人近くの人の列が出来ていた。最後尾に並び、「こりゃあ、相当待つな。」と覚悟を決めて、改めて列の人達を見渡すと老若男女幅広い層が並んでいる。ニュースに煽られて、取り敢えず飛んで来た人も居るのだろうが、牛丼の根強い人気を思わずにはいられなかった。
30分程寒空の下で待っていると、中から店員が出て来て、「御客様が大勢御出でになられた為、御飯の釜が壊れてしまいました。直るのに20分程かかってしまいますので、申し訳御座居ませんが、御了承下さい。」とアナウンス。「えー!」という声が上がるも、「まあ、仕方ないな。」といった声が溢れていた。これ程迄待たされて、尚且つまだかなり待たなければいけない状況にあるのに、待っている人達の顔に苛立ちが見受けられず、何かウキウキした表情すら見られたのは不思議な感じだった。
社会主義国家で配給を待つ人々ってこんな感じなんだろうなあと思いながら、並ぶ事1時間10分。やっとの事で、買う順番が廻って来た。一人4個迄という事だったので、今日&明日分の2個買うつもりで居たのだが、これだけ並んだのだからもう1回分余計に牛丼を堪能したいという欲求が沸き、大盛りを3個購入した。何とも言えない幸福感。市井の貧乏人の一人としては、この程度の事でも幸福感を覚えてしまう哀しさ(^o^;;;。早速、帰宅して1個を味を噛み締めながら食した。やはり、吉牛最高である。
BSE問題の安全策が確立され、一日も早くアメリカ産牛肉の輸入再開が望まれる。食したい時に、牛丼が食せる日が待ち遠しい。
一人で3個も?
うっ、羨ましい~。
大事、よ~く味わって食べてくださいね。
やっぱり、皆気持ちは同じなのですね☆
吉牛最高です!
もう恋しくなってきた・・・
私もお土産買って帰れば良かったなぁ
気にはとめていたのですが、行列を見て、すぐさまあきらめました。
牛丼復活の日を、待つことにします・・・
ダンナが昼に 吉野家を狙っていたようですが
並んでいたために断念したそうです・・
沢山に時事ネタの宝庫に びっくりしました
また 遊びにこさえてもらいたいと思います
そしてトラックバックありがとうございます
しかし100人近く並んでらっしゃった上にそんなハプニングがあったとは!!!
でも大盛り3つはうらやましいです(笑)。俺も持ち帰りで買っておけばよかったぁって思ってます
3個ですか!確かに、食い終わった後、もう一つ食いたくなっちゃいました(^^)
やっぱり、吉さんのは、美味いっすな!
私は残念ながら断念したんですが、
やっぱりあの列は異常でしたね。
キャンペーン値下げ時に回転率が上がることはあっても
店の外まで行列ができるのは見たことがありません。
ニュースでもしつこくやってましたし、
あおられて行った人も多かったんでしょうね。
願わくば、貴方のように純粋な吉牛ファンを優先して販売してもらいたかった。
まあそれを証明する物はないですが(笑
味は変わらないですか?肉の噛み具合は?
う~ん、やっぱ気になる市井のきなこです!
きなこにも牛を!!
牛こそはすべて
ALL YOU NEED IS 牛!!
村山聖の生涯を書いた講談社文庫「聖の青春」という本の中の一場面。
重い腎臓病で入院して、結局それは彼の死の床になるわけですが、そこで彼は父親に牛丼を買ってくるようにお願いする。
牛丼を買ったことのない父親は近くの牛丼を買ってきてしまうが、それに対して村山聖は、
「だめだなぁお父さん、牛丼は吉野家のじゃないと意味ないんですよ」
そういって苦笑いしたそうです。
彼の死後、父親は吉野家の牛丼を改めて食べてみて、
「これが聖のいっていた吉野家か、なるほどな」
と思ったそうです。
「聖の青春」という本は、ぼくの生涯のベスト10に入ってくるくらいの素晴らしい本なのですが、これを読んでから吉野家の牛丼にたいして冷静な判断を下せなくなっちゃいました。
涙を流しはしないけれども、それでもやっぱりちょっとしょっぱい味で。
まぁ、松屋の牛丼がしょーもないのは、これ事実。
こちらからご挨拶させていただきます
吉牛食べれてすごくうらやましいです
私も それこそ のどから手が出るくらい 食べたかったのですが・・・
時間があったら おそらく3時間まっても食べるでしょう・・
また復活してくれないかなぁ・・・